プロデューサーのナイル・ロジャース(74)が、マドンナ(68)の1984年の大ヒットアルバム「ライク・ア・ヴァージン」の制作秘話を明かした。当時、マドンナがスタジオアシスタントに対して取った態度を巡り、激しい口論の末に一度プロジェクトを降板していたという。
ポッドキャスト番組「ルーシーズ・テーブル4」に出演したナイルは、マドンナとの最も記憶に残る喧嘩のエピソードを回想。アシスタントの一人がトイレに行こうとした際、マドンナが「私に許可を取っていない」と詰め寄ったそうだ。
マドンナの言動に愕然としたナイルは「そんな風に人を扱うもんじゃない。俺は辞める」と言い捨て、スタジオを出てエレベーターを待っていた。するとマドンナが追いかけてきて「ナイル、それってもう私のことを愛していないってこと?」と発言。思わず笑ってしまったナイルはスタジオに戻り、アルバムを完成させた。結果として同作はその年最大のヒットとなった。
激しい対立はあったものの、ナイルはマドンナの集中力を高く評価し、「50回やり直しを求めても文句を言わず指示に従ってくれた。ただ、彼女は自分がボスであることを皆に示したがっていたんだ」と振り返った。
また、ブレイク前のマドンナを乗せた愛車クライスラーを本人がロールス・ロイスと思い込んでいたエピソードや、マドンナから「なぜ私を抱こうとしないの?」と問われ、「プロデューサーだからだ」と返したやり取りも明かした。