「パリ五輪・柔道女子52キロ級・2回戦」(28日、シャンドマルス・アリーナ)
2連覇を狙う阿部詩(24)=パーク24=は、2回戦で世界ランク1位のケルディヨロワ(ウズベキスタン)にまさかの一本負け。連覇の夢が絶たれた。準々決勝まで進めなかったため、メダルの可能性も消えた。
衝撃的な敗戦後、大声を上げて号泣した詩。その後は父・浩二さんや母・愛さんのいる観客席へ。両親に声をかけられ、必死に元気を出すように浩二さんと一緒におにぎりをほおばる様子もあった。
家族の絆が強いことで知られ、詩のインスタグラムには浩二さんらが登場。詩が大学進学後にホームシックになった際、愛さんが上京して一緒に生活していることも明かされている。
この日の敗戦後、詩はショックを隠しきれず頭を抱え、呆然。畳を降り、関係者に抱きつくと、声をあげて大号泣した。
敗戦の姿は多くのファンにショックを与えたが、サポートしたのは家族や仲間。客席でおにぎりをほおばる様子がテレビに映ると、SNSでは「23歳だもんな」「ご両親と合流した詩ちゃんがおにぎり 食べてる姿見られて良かった」「たくさん食べる姿を見て安心した」「思い切り泣いた後にご両親とおにぎり食べるの素敵」「立ち直ってまた強くなってほしい」などの声が上がっていた。