いよいよパリ五輪が開幕し、日本勢では柔道女子48キロ級の角田夏実が金メダル第1号を獲得した。
そして韓国の金メダル第1号は男子フェンシングのオ・サンウク(23)だった。フランスの名所グラン・パレで行われた男子サーブル個人決勝で、チュニジアのパレス・ペルザニ選手を15対11で破り、頂点に立った。韓国で、フェンシング男子サーブル個人で金メダルを獲得したのは、今回のオ・サンウク選手が初となる。
オ・サンウクは世界選手権、アジア選手権、アジア競技大会でも頂点に立っていた。期待を集めてのパリ五輪で、見事に金メダルを手にしたことで、韓国フェンシング選手としては初めて「個人戦グランドスラム」を達成した。
快挙の後、韓国のトレンドには常時「#オ・サンウク(오상욱)」の文字が躍り、「おめでとう!」「とても誇らしい!」など、祝福のコメントが続々と寄せられた。報道陣から「オリンピックの金メダルの感覚はほかの試合とは違うか」と聞かれたオ・サンウクは「(金メダルを取る前は)そうだろうと思っていて、ドラマチックなものかと思っていたが、実際に手にしてみたら、ただ“オリンピックの金メダル”のようだ」とクールに返答。そんな淡々とした姿にも、好感が持たれている。
すっきりしたさわやか系イケメンだけに、今後韓国ではオ・サンウクをきっかけにフェンシングへの関心がますます高まりそうだ。