維新・馬場代表 大阪都構想再挑戦へ「環境が整うよう準備」府民へ投票権拡大意欲「3度同じルールだとしつこい」

杉田 康人 杉田 康人
日本維新の会の馬場伸幸代表
日本維新の会の馬場伸幸代表

 日本維新の会の馬場伸幸代表(59)が11日、国会内で、大阪市を廃止して特別区に再編する大阪都構想について「(住民投票を)いつするかということではなしに、環境が整うように準備をしていくと理解していただければ」と述べ、3度目の挑戦に意欲を見せた。

 馬場氏は9日、インターネット番組に出演し「大阪都構想をやらなければならないと考えている。地方を自立させる議論をもう一回、惹起(じゃっき=引き起こすこと)させるためにも『大阪都構想』へのチャレンジというのは日本の国にとって必要」「絶対にやらせてほしい」などと語った。また、過去2度は大阪市民に限られていた投票権を、法律を改正し府民にまで拡大すべきと主張した。

 記者団から、3度目の住民投票の時期を問われた馬場氏は「2度、同じルール…制度で、住民投票をやらせていただいている。3度目も同じやり方ということになると、しつこいなという感想が出てくる。そこは具体的なことを考えている、決めているわけではありません」と説明した。

 その上で「今までのルールとは違う形で大阪都構想を実現していくということを考えると、それは法律の改正も出てくる。住民投票するかどうかを含めてもう一度、法律を変えていくということになると思います」と、大阪府民までに投票権を拡大する大都市法の改正が先決だとした。

 馬場氏は「万博がいま最重要課題であるということには異論はない」としながらも「中長期的な課題として、やり遂げなければならない。万博と統治機構改革というのは、切り離して考えていただければと思います」と理解を求めた。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース