アカデミー賞俳優、依頼がロマコメばかりになり休業&逃亡 作品ヒットで業界の手の平返しに唖然 

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マシュー・マコノヒー
マシュー・マコノヒー

 アカデミー賞俳優のマシュー・マコノヒーは、ロマコメ映画がすっかり定着してしまったことで、ハリウッドからの引退を考えたという。マシューは演じ甲斐のある役柄が回ってこないと感じたことで、2年間休業期間を取り、復帰後は『リンカーン弁護士』『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ』などよりドラマチックな作品に出演、そして『ダラス・バイヤーズクラブ』ではアカデミー賞受賞に至っている。

 インタビュー誌でのグレン・パウエルとの対談でマシューはこう話す。「いつもハリウッドから求められる方向と逆を行っている」「ロマコメ時代は、そこで自分が出せるものは限られていたけど、自分にとってはそれがヒット確実のものだった。でも僕は違うものがやりたかった。もちろんそんな機会は回ってこなかったから、2年間ハリウッドを離れる必要があったんだ」

 その決断は「怖かった」というマシューだが、妻カミラ・アルヴェスと3人の子供たちの支援に頼っていたそうだ。「あれは怖かったね。妻とは、新しい天職を見つける必要について長い時間話した。高校のクラスを教えようとか、指揮者になるために勉強しようとか、野生動物ガイドになろうとかね」「『ハリウッドから離れた。レーンから外れたんだ』って本当に思った。ハリウッドが留まるべきと言ったレーンからね。自分のレーンに留まるべきだったんだ」

 マシューはまた、「最初の大成功」である1996年のジョエル・シュマッカーの法廷ドラマ『評決のとき』についても回想。「『評決のとき』で初めてメジャースタジオの映画で大成功を収め、有名になった。その映画が封切られる前の木曜日は、やりたかった脚本が100本あって、そのうちの99本はやらせてもらえなかった」「でも、その週末、99のノーが99のイエスになった。『え?3日前だったらどれでもやったのに!今になってどれがやりたいかって聞くのかよ』って感じだった。衝撃的だったね」「集中して考えられるようにバックパックを背負ってペルーに3週間行った。『どの役をやっても良いと思ってたけど、今は見極める必要がある』ってね」「同じように、ノーと言うことがほかにもあった。『無難すぎるのか、それとも猛烈に欲しいものを追い求めているのか?』ってね。時にはノーという言葉の中で分からなくなってしまうこともあるから。今までのキャリアの中で、『自分が何をしたいのかわからない』ってことは何度もあったよ」と語った。

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