日本維新の会が25日、国会内で、新たな党の政治活動用ポスターを発表した。ポスターには馬場伸幸代表(59)、吉村洋文共同代表(大阪府知事、48)のツーショット写真とともに「古い政治を打ち破れ。」のキャッチフレーズが並ぶ。
馬場氏は「古い政治を打ち破ると。新しい政治をつくれるのは、やはり一定の経験を積み重ね、実績も積み重ねてきた有言実行の日本維新の会しかない。そういう思いを込めて、キャッチフレーズとPV(プロモーションビデオ)、ポスターを作らせていただいた。国民の皆さま方に日本維新の会の考え方、維新スピリッツを広げていく」と狙いを語った。
「立憲民主党を叩き潰す」との過激な言動が注目された馬場氏。この日は「古い政治を叩き潰せということの方が良かったかもわかりませんが、叩き潰すというのは下品だと言われますんで…」と、笑いを誘った。
記者団から「古い政治とは、どういった政党を念頭に置かれているのか」と問われた馬場氏は「古い政治の先頭を走っているのは自民党。本来なら野党第一党である立憲民主党が『おいおい待てよ、そっちの方向じゃないでしょ』ということをやっていかなければならないと思いますが、政治とお金の問題だけではなしに、政策という部分も55年体制のやり方をやっている」と名指しした。
さらに「立憲民主党の所属議員の言ってることはバラバラとか、私から申し上げると立憲民主党って政党の体をなしてない。古い政治をひたすら走っているのが立憲民主党」と批判を続けた。
馬場氏は「共産党も古いとは思いますが、言うことは一貫している。この世の中にはありえないことを仰ってますが、1ミリたりとも変わらないという部分では、芯が通っている。古いですが、まだマシな方という感じがしています」と述べた。