今夏に開催されるパリ五輪期間に、現地では、借りている部屋を貸し出そうとする動きが話題になっている。世界中から観光客が押し寄せる期間中、パリを離れようとする住民は多勢いる。
パリ在住のカサンさんは夏の間、1ベッドルームの部屋を1泊330ユーロ(約5万4000円)で貸し出す予定だ。1カ月貸し出せば、150万円を超える“臨時収入”が得られることになる。
カサンさんは「パリはとても混雑するだろうし、猛暑の季節でもある。市内を移動するだけでも大変だ。私は混んでなくて落ち着いた場所にいたい」と話した。
パリ市観光局は昨年末に、五輪が開催される2024年夏にかけての市内ホテルの価格(宿泊費)が314%も増加するとの予測を発表している。