NASA(米航空宇宙局)が、2030年に木星で生命体を発見する可能性があるという。今年10月に打ち上げ予定のNASAの探査機「エウロパ・クリッパー」が5年半に渡る旅を経て、木星の衛星エウロパに到達し、衛星の海からの氷の粒に生きた単一細胞が検出されることが期待されている。
この衛星は水や他の栄養素の宝庫であることから、生命体を見つける可能性があるとしてNASAが研究を進めている。
ワシントン大学のファビアン・クレナー氏は「細胞物質のほんの一部があった場合でも探査機の質量分析計が見つけ出す可能性があることを私たちは初めて証明しました。我々の研究結果は、この探査機の使用に関して自信を与えてくれるものとなっています」
「地球のそれと似た生命のかたちを検出することができるでしょう。海洋を含む衛星の存在により益々その信ぴょう性が増しているところです」と話している。