地球外生命体を見つけるために「ヘビ型ロボット」を宇宙へ送る計画が進められている。米カリフォルニア州にあるNASAのジェット推進研究所(JPL)が、地球外生命探査ロボットのエクソバイオロジー・エクスタント・ライフ・サーベイヤー(EELS)を開発中だ。
ヘビに似た細長い形状のロボットは、躯体に取り付けられた車輪を回すことで宇宙にある複雑な地形を這いまわる。土星の第2衛星として知られる氷で覆われた天体エンケラドスの通気システムの探査をねらいとしている。
NASAの調査によると、エンケラドスは氷殻の下に水の海が存在し、殻表面から噴出される水煙が直接水路となっているようで、地球外に存在する最も居住可能な液体の海となる可能性を秘めているという。JPLの研究者はこう説明している。「我々は地球科学の研究者達と共に、惑星の類似性環境におけるEELSの陸上調査の識別を行っているところです」