福島瑞穂氏に衆院へのくら替え求める声→参院議員継続を宣言「国会に福島瑞穂は必要」強調

杉田 康人 杉田 康人
党大会後に会見した社民党の福島瑞穂党首=都内
党大会後に会見した社民党の福島瑞穂党首=都内

 社民党が23、24日の両日、都内で党大会を開いた。2023年12月の党首選で無投票3選した福島瑞穂党首(68)の続投を正式に承認。2024-25年の活動計画、次期衆院選で5議席を獲得し、比例で得票率2%を目指す選挙闘争方針を採択した。

 党大会の質疑では、選挙闘争方針に対し「5議席を確保するのはもちろん、(現職の衆院)1議席を守るのも大変厳しい状況。頑張っている党員や協力党員、サポーター、支持者の方々に圧力と奮起を与える仕組みが必要」との声が上がった。

 さらに「福島党首にお願いがあります。次期衆院選にどうか立候補してください。選挙区は神奈川、東京、宮崎などが考えられます。党本部で議論いただきたい。党首が立候補を決断されることで、この戦いをけん引することと確信している」と、参院議員の福島氏にくら替え出馬を要請。大阪、兵庫、和歌山の各府連、県連から要請書が提出された。

 2022年の参院選で5選した福島氏は「みなさん死に物狂いで頑張って、必死で戦って(比例で政党要件の)2%をクリアし、私自身も国会に戻していただいた。いろんな人が『福島瑞穂は国会に必要だ』というスローガンで応援してくれた。あなたは国会にいてくれ、ということを言われているので、頑張って国会で活動をし続け、2年前の選挙で信任、国会に送ってもらったと思っている。その思いに応えて頑張って行きたい」と、壇上で返答した。

 24日の党大会終了後の会見で、福島氏は「『国会に福島瑞穂は必要だ』っていうことで、すごくみなさん頑張ってくださった。ですからその負託を受けて、国会に居続けてほしいという思いを大事にやり続けますってことを申し上げた次第」と、説明を重ねた。

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