日本維新の会の藤田文武幹事長(43)が21日、国会内での定例会見で、2025年の大阪・関西万博に設置される40カ所のトイレのうち、2カ所の整備費用が約2億円かかることが明らかになったことについて触れた。
藤田氏は「これまでの公共施設のトイレの価格から大幅にかけ離れていないという評価を自見(英子万博担当)大臣も(吉村洋文大阪府)知事もおっしゃられている。事実ベースでしっかりと精査をしていくということをやっていただいていると認識している」と話した。
記者団から受け止めを問われた藤田氏は「私も設計書や見積書を見ているわけではないが、報道ベースで、または吉村知事が発信している内容をお聞きしています」と前置き。「斎藤(健経済産業)大臣や自見大臣が発言されているのが、おそらく事実ベースの話なんだろうと思います」と述べた。
吉村氏や自見氏、斎藤氏らは〝2億円トイレ〟が、便器が50~60個設置される大規模トイレとして、平米単価にすると通常の公共トイレと同等との認識を示している。藤田氏は「大規模な50~60器のトイレを一括して、デザイン性も含めて作成する」として、平米単価では一般の公衆トイレとかけ離れていないという吉村氏らの説明に理解を示した。