ドナルド・トランプ米大統領が7月19日(現地時間)、2026年FIFAワールドカップ決勝でブーイングを浴びた。トランプ氏はジャンニ・インファンティーノFIFA会長とともに表彰式の壇上に上がり、延長戦の末に1-0でアルゼンチンを下したスペイン代表メンバーに、優勝トロフィーとメダルを授与した。両者がメットライフ・スタジアムのピッチに姿を見せると、会場には大きなブーイングと非難の声が響き渡った。それでもトランプ氏はスタンドに向けて手を振っていた。スペインが栄光のトロフィーを掲げる直前には、メンバーたちの脇にいたトランプ氏をインファンティーノ氏がそっと“フレーム外”へ促す場面も見られた。
試合前、トランプ氏はFOXニュースの取材に対し、W杯構想が持ち上がった当初、インファンティーノ氏に「アメリカはサッカーの国じゃない」と伝えようとしたと明かした。しかし続けて「結局、我々はサッカーの国だったんだ」と語った。さらに「W杯全体で起きたことに匹敵するものは今までなかった。見ていて本当に美しかったよ」と付け加えた。
大会序盤には、米国代表FWフォラリン・バログンに科されたレッドカードと出場停止処分について、インファンティーノ氏に電話し「見直し」を求めたことをトランプ氏が認め、話題を呼んだ。この結果、バログンはベルギーとの決勝トーナメント1回戦に出場できるようになったが、米国は1-4で敗退。ベルギーの選手たちが、トランプ氏が2024年の大統領選キャンペーン中に見せていたダンスの振り付けをまねて祝う場面もあった。
2025年12月には、FIFAがW杯開幕に先立ち、トランプ氏に独自の「平和賞」を授与し、物議を醸していた。