セミの恐怖!?米国で221年ぶりの大発生へ 数十億~数千億匹の大合唱!2種類の周期ゼミのタイミング重なる

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 今年、米国でセミが大発生すると専門家らが予想し、話題になっている。13年の周期で地上に出現する「13年ゼミ」と、17年周期の「17年ゼミ」のタイミングがぴったりと重なることが原因。この現象が最後に記録されたのは1803年で、実に221年ぶりの大量発生となる。2種類のセミが見られるイリノイ州では、少なくとも数十億匹のセミによる“大合唱”が起こる可能性が高い。

 フィールド自然史博物館 昆虫学芸員のブルーノ・デ・メデイロスさんは「(イリノイ州では)より寒い北部に17年周期のセミがいる。暖かい南部では、13年周期のセミがいる。スプリングフィールド周辺では2種類のセミを見ることができるだろう」と説明した。2種類のセミは、いずれも3センチほど大きさだという。

 人によっては「おそろしい」とも感じてしまう、極めてまれな現象が最後に記録されたのは1803年。米国では、第3代大統領にトマス・ジェファーソンが在任しており、フランスからルイジアナを買収した年。ちなみに、フランスではナポレオンが皇帝となる前年だ。

 専門家は、大発生によるセミの出会いにより、異なる種の交配につながる可能性があるとみている。デ・メデイロスさんは「正確な数を言うのは難しいが、何十億、何千億という数になるだろう。このような稀な出来事は、セミたちが外に出てもしかしたら種同士が出会い、種間の交配が起こり、進化が起こるかもしれないチャンスだ」と話した。

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