俳優・中村倫也(37)が出演した「ファイナルファンタジーⅦ リバース」(2月29日発売予定)のドキュメンタルムービー「生まれ変わるために。」が8日、公開された。ムービーでは、FF7シリーズの名シーンとともに中村が作品への思いを吐露している。
FF7が発売されたのは1997年、定価は6800円だった。当時、小学生だった中村は友人がプレイする画面で初めてFF7に出会ったという。その後、お小遣いをためてFF9(発売は2000年)を購入した後、中古ショップでFF7を購入し、プレイしたという。
3Dのキャラクターが本格的に動くことに驚くとともに、荒廃したような世界観にも惹かれた。「大人になって工場とか見るの好きなんですよ。いわゆるちょっとスチームパンクな、配管がグワーってなって、蒸気が出てるみたいなのを見るだけでワクワクするんですけど、それがきっとFF7からなんですよね」と現在の趣味嗜好にもFF7が影響を与えていると明かした。
その後のスピンオフ作品もしっかり楽しんでおり、ムービーの収録前日もプレイ。「『クライシス コア-FFⅦ-リユニオン』をクリアしました」と笑顔を見せた。作品の面白さは「アイデンティティですね」ときっぱり。映画や舞台で「アイデンティティを模索する話が世界中で共感を生む」と考えており、FF7についても「自分の思いや過去と対峙したり、正義ってものを考えたり、この星の未来ってものを考えたりとかする話じゃないですか。模索しながら自分のアイデンティティってものを確立して、腹を決めて、一歩を踏み出すようになる。アイデンティティを確立して歩く一歩の強さの違いが、登場人物たちの成長とともに描かれる」と解説。「そこの没入感とか共感性がFF7は強く出ていると思うので、そういうところをおすすめしたいです」とアピールした。
初めてプレイした頃は、キャラクターではクラウド、セフィロス、ヴィンセントなど“かっこいい”タイプが好きだったという。しかし「今はすごくティファが好きなんです」と照れ笑い。「デートイベントはティファ一択で。ティファかわいいんでやってほしいですね」と美女キャラを激推ししていた。