英俳優 発達障害と診断 アルコール依存のリハビリ中にADHD 断酒していたのに大ショック

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 キット・ハリントン
 キット・ハリントン

 英俳優キット・ハリントン(37)は、2019年にアルコール問題でリハビリ施設に再入院していた際、注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されたそうだ。『ゲーム・オブ・スローンズ』の共演者ローズ・レスリー(36)との間に2人の子供を持つキット、何年も断酒を試みてきていたが、アメリカのリハビリクリニックでその診断を受けた時は、大変ショックを受けたという。

 自閉症でADHDの起業家、ベン・ブランソンとの新ポッドキャスト番組『ザ・ヒドゥン・20パーセント』の予告編で、キットは 「アメリカのリハビリ施設に行ったら、ADDだと診断されたんだ」と発言、ADHDについて明かしたかたちだ。

 そんなキットは以前、アルコール依存についてタイムズ紙にこう語っていた。「困ったことに、飲酒は社交的なものだけではなかった。一人で酒を飲むことほど好きなことはなかった。自分自身から解き放たれ、頭の中から解き放たれ、瞬時に不安から解き放たれるんだ」

 またキットは『ゲーム・オブ・スローンズ』でジョン・スノウ役を演じ、「すべてが手に負えなくなり、一種の崩壊」を経験したそうで、名声との闘いについて、「人々は僕を、英雄で善良なキャラクターのように扱った。でも、僕の人生では、個人的にはそんな風にはまったく感じなかった。それが心理的な傷につながったんだと思う。よく酒を飲んでいたよ。依存症やそれに伴うあらゆることを経験し、物事を隠したりしていた。嘘をつけない僕が演じていたキャラクターとは全く正反対だったんだ」と続けた。

 さらに、2018年から19年にかけてロンドンで上演されたサム・シェパードの舞台『トゥルー・ウェスト』でアルコール依存の役を演じたとき、事態はエスカレートしたという。4年前にリハビリをやめて以来、2度目のリハビリを決心した理由についてキットはこう語っている。「あの役柄と僕は、その時点でとても混ざり合ってしまった。自分が誰なのか分からなくなったんだ。アル中の役を演じながら酒を飲み続ける。最悪の状態だった。その芝居の最中に、倒れたような感じで、周りの人に何が起こっているのかを話して、最終的に行動を起こしたんだ」

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