まるで妖怪の浮世絵のようになってしまった年賀状がSNS上で大きな注目を集めている。
「プリンターの設定間違えて年賀状が妖怪の浮世絵みたいになってしまった。
奥さんも息子もちぎれるくらい笑ってる。」
と件の年賀状を紹介したのは生物写真家の眼遊さん(@ganyujapan)。
よく見ればお子さんが魚を釣り上げる微笑ましい写真なのだが、色味が反転して何とも言えない不気味な仕上がりになってしまったこの年賀状。
SNSユーザー達からは
「真ん中のお魚ゲット写真が幽霊に見えますwww
何もかも怖いwwwwンフフフフっ
んっふふ…笑い止まりません…
笑いをありがとうございます!」
「真ん中の写真がどう見ても見返り美人の幽霊に見えてしまいましたꉂ🤣𐤔」
「娘と一緒に笑いました(ノ∇≦*)真ん中の写真のお魚が白い着物着た妖怪の後ろ姿に見えましたwなんかこれはこれで全体的に色味がお洒落で構図も素敵♪」
など数々の驚きの声、爆笑の声が寄せられている。
眼遊さんにお話を聞いた。
ーー仕上がりをご覧になったご感想をあらためてお聞かせください。
眼遊:プリンターから出てきた年賀状を手に取った瞬間に、江戸時代の妖怪の浮世絵だと思いました。全体の色味の感じがそう感じさせたのですが、細部を見ると息子の歯が黒くなっていたり、右上の網ですくっている写真もやたら構図が美しく、後からジワジワと面白さが込み上げてきました。布団に入って寝る準備をしていた妻と息子に年賀状を見せたところ涙が出るほど大爆笑していました。
ーーこの年賀状はどうされるのでしょうか?
眼遊:もうすでにちゃんとした色の年賀状を投函したので、使用予定はありませんね。家宝としてアルバムに挟んでおきます。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
眼遊:「真ん中に幽霊がいる」というコメントが多く、最初何の事を言っているのか分からなかったのですが、魚を持っている拳を女性の顔に見立てると幽霊の様に見えることが分かり、さらに面白さを感じました。
また、笑わせてくれてありがとうというお礼をたくさんいただき、私も嬉しかったです。やはり笑うというのは楽しくて良いですね。
◇ ◇
読者のみなさんは今年どんな年賀状を書いただろうか。
なお今回の話題を提供してくれた眼遊さんは日々、X(旧Twitter)にて生物の面白さを伝える写真を掲載している。いずれも生命の美しさ、力強さを感じる作品ばかり。ご興味ある方はぜひご覧になっていただきたい。
眼遊 GANYU さんプロフィール
生物写真家。一児の父。図鑑やTV番組への写真提供多数。紫外線を使い生物の蛍光を撮影するUV撮影をテーマとし、現在季刊雑誌「奇蟲」にて連載中。日本自然科学写真協会(SSP)会員。
Xアカウント「眼遊 GANYU」:https://twitter.com/ganyujapan
公式ホームページ「眼遊 GANYU」:https://www.takuyamorihisa.com/