埼玉・群馬県を中心に関東で展開しているスーパーマーケット「ベルク」で、お肉を扱うようにパック詰めされたドーナツが精肉コーナーで販売されているという報告が、X（旧ツイッター）で注目を集めている。株式会社ベルク広報担当の栗原拓也氏に理由を聞いた。
牛肉、豚肉、ウインナー、ハムなどが並ぶ精肉コーナーで、一風変わった存在に目を奪われる。フライドチキン、5本入りセットの焼き鳥がおかれた冷蔵ケースの横で、ストロベリー、ココア味などかわいらしい色合いのドーナツが並ぶ光景はとてもシュールだ。23日にXで、とあるユーザーが「この感じでドーナツ売られてることあるんだ」と投稿したところ、話題を呼んだ。
栗原氏によると、ドーナツは少なくとも2020年ころから販売しており、精肉部門発案の元、始まったとのこと。「会社の方針で『部門の垣根を越えていろんなことをやろう』という考えがあり、それに乗っ取って精肉部門の業務にとらわれずに、ほかの商品を考えた」。そこで浮かび上がったのが、ドーナツだった。
ドーナツは定番の「オールドファッション」やモチモチとした触感が特徴の「クリンクルドーナツ」など5種類以上提供しているという。全133店舗中、半分以上の店舗で販売。売り場では「肉屋の甘党バイヤーが見つけた『本格的』なドーナツです！」とうたわれている。
過去にテレビ番組で取り上げられた際には、「変わったことをやってるね」「斬新だよね」などの反響があった。今回もXでは「なんだこれは…」「新鮮なドーナツ」「生肉感すごい」「今度買ってみよう」「状況がもうおもろいのに『肉屋が見つけた♪』なのがおもしろすぎる」など笑いや驚き、大喜利のコメントが寄せられている。
