新日本プロレスとスターダムの「合同戦略発表会2023」が10日、東京・飛行船シアターで行われ、今秋にスターダムがアジア初進出することが明らかになった。10月21、22日にタイ、11月24~26日にシンガポールで、それぞれオーナー会社の海外イベント「ブシロードEXPO」内で開催される。
公式ユーチューブの登録者数は現在98万人で100万人突破は間近。9月の視聴回数は1・2億となり、国別視聴先はインドの20%超を筆頭に、インドネシアが続き、日本は3番手、ロシア、ベトナムの順になる。これらを受けて、現在の米国に続いて、アジアへの注力を進める。特にショート動画が好調だと説明した木谷高明オーナーは「女性同士のどつきあいが珍しいのかもしれない。そこから女子プロレスに触れてくれているのかも」と感想を語った。
同発表会には選手から岩谷麻優、ジュリア、なつぽいが参加。負傷のため欠場中のなつぽいは「どっちも行きたいです。欠場中ですけれど、いいですか」とアピール。木谷オーナーから「ダメだよ。療養しないと」とたしなめられたものの、ブシロードファイトの原田克彦社長から、プロモーションでなつぽい、中野たむの参加が予定されていることを伝えられると表情が一変。「歌います!」と声を弾ませていた。
スターダムの興行成績も発表され、売上は19年度2億、21年度4・6億円(20年8月~21年6月)、22年度10億円(21年7月~22年6月)、23年度15億円(22年7月~23年6月)と順調に伸長。大会入場者では今年は既に8万人を突破し、最終的には過去最高を大幅に更新する11万人が想定されている。木谷オーナーは「皆さんの頑張りとお客さんのおかげ。すごいことですよ」と選手、ファンへの感謝を口にした。