英女優が28年前の性的暴行でハリウッドの元大物プロデューサー提訴 「辛い記憶」を抱えて「何十年」

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 ジュリア・オーモンド
 ジュリア・オーモンド

 英女優ジュリア・オーモンド(58)が性的暴行でハーヴェイ・ワインスタイン(71)を訴えている。『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』のジュリアは、4日、1995年にビジネスディナーの後で性的暴行を受けたとして、ハリウッドの元大物プロデューサーのワインスタインを提訴した。

 100人以上の女性から性的虐待で告発され、駆け出しの女優へのレイプと制作アシスタントへの性的虐待で23年の禁錮刑を言い渡され現在服役中のワインスタインが、「ファーストルック契約の一環としてミラマックスがオーモンドに提供したアパートメント」でしか作品について話さないと告げたことから、ジュリアはそれに同意、そして到着後、「裸になり、オーラルセックスをするよう強要した」という。

 その後ジュリアは、自身のエージェント2人に、ワインスタインの行動を報告したものの、公にしないよう助言され、ジュリアを守る態度も見せなかったという。

 ジュリアはまた、過失と受託者に対する義務不履行で大手タレント事務所クリエイティヴ・アーティスト・エージェンシー(CAA)、監視義務の過失などでミラマックスとウォルト・ディズニー・カンパニーを訴えている。

 訴状には、「オーモンドが所属していたCAAの男性達はワインスタインについて知っていました」「またミラマックスとディズニーにおけるワインスタインの従業員も同様でした。ワインスタインが非常に影響力があり、権力を持ち、巨額の収入に繋がっていたことから、これらの大会社は、彼が女性達に対し暴行を重ねていたことを、オーモンドに警告しなかったのです」と綴られている。

 ジュリアは、訴訟を申請した後に声明を発表、ワインスタインによる「辛い記憶」を抱えて「何十年」も暮らしてきたとした上で、「私は彼らに自らが担った役割とその傷の深さを認める責任を取らせることで、個人的な終結の糸口を求めており、私達皆の理解が深まることにより、職場にいる私達皆の保護の向上に繋がることを願っています」

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