『終電車』などで知られるフランス出身の俳優ジェラール・ドパルデュー(74)が、さらに13人の女性からセクハラ行為で告発されていることが分かった。2年前、フランス出身女優シャーロット・アルノーからパリの自宅で2018年に暴行されたと告発を受けていたドパルデューだが、今回セクハラの被害にあった女性が他にも多数いることが明らかになったかた。
フランスのオンライン紙メディアパートは12日、ドパルデューがネットフリックスの犯罪ドラマ『マルセイユ』の撮影時などで、同じ方法を使い若い女性らを狙ったとした記事を掲載。ただ、本人は女性達の主張を否定している。
ルイ・ド・フュネスに続き、フランス映画界で2番目の興行収入を誇るドパルデューの法的代理人は、「彼は、全ての訴えが刑法に触れることを正式に否定しています」と話している。
同メディアは、ドパルデューからお尻や太ももを触られたり、性的な申し出をされたりといったセクハラ被害を受けた駆け出しの女優やメイクアップアーティスト、撮影スタッフなど女性13人から証言を得ており、それらの若い女性達は映画界の大御所であるドパルデューを告発したことで干されることを恐れ、法的に苦情を申し立てた女性はいないという。
一方シャーロットは、自身が受けたレイプ行為などで起訴されたドパルデューに対する捜査が遅れていることにしびれを切らし、起訴の1年後となる2021年末に、子供の頃から知っており数回共演もしたドパルデューから22歳の時にレイプされたことをツイッターで明らかにしていた。