韓国は現在秋夕(チュソク/旧盆)を迎え、帰郷したり、お店が軒並みお休みになるなど、普段にぎわっている街も静かになると言う。
一方、K-POPアイドルが民俗衣装を着用した姿を披露することが多く、ファンの間では楽しみにの一つになっているほど。
そんな中、韓国メディアのインサイトが「家計を助けて、秋夕に家族の愛を独り占めしそうなスター」というまとめ記事を掲載していたので、一部引用して紹介する。
1.IU(アイユー)
韓国で絶大なる人気を誇り、いまや年商100億ウォン(約10億円)とも言われているIUは、幼少期に貧困で苦しんだ時期があった。
小学校6年生の時、母が親戚の連帯保証人を引き受け、その後親戚が蒸発するという事態が発生。借金地獄で貧困に陥り、家族は1年半ほどバラバラで生活しなければならなかったという。ある晩、身を寄せていた親戚の家で寝ていたところ、自身と家族の悪口を聞いてしまったIUは「絶対に成功する」と心に決め、逆境に打ち勝ち歌手としてデビュー。
ドラマ「ドリームハイ」出演、「Good Day」の爆発的ヒットなどで知名度を上げ、暮らしに余裕ができた際、再び家族で暮らすことがかなったという。そんなIUのYouTubeチャンネルには、父が声のみで登場したり、弟が顔を隠して姉弟トークを披露したりと、その仲良し振りはファンの間で有名となっている。
また母は、娘のコンサートに来場したファンのために、全席分の座布団を手作り。会場から最寄りの駅まで、座布団を抱えたファンの行列が不思議な光景だったとして、当時話題となった。ちなみに、IUのファンを公言しているBTSのジョングクも、座布団を持ち帰った一人である。
2.Apink(エーピンク) チョン・ウンジ
グループのメインボーカル、ソロアーティスト、俳優、ラジオDJと、マルチな活躍で人気を博しているチョン・ウンジも、かつてお金に困っていた時代があったと、自ら明かした。
2016年にソロ歌手としてデビューした際、インタビューでチョン・ウンジは「母にお小遣いが欲しいと言ったら、財布の中が空っぽだった」と言及。「母が泣いている姿を何度も見た」と言い「お金を稼いだら借金を返して、お金の心配しないで暮らせるようにしなきゃ」と考えたそうだ。
そして2011年にApinkとしてデビュー。少しずつ借金を返し、2014年に無事完済すると「デビューして一番うれしかった」と明かした。
借金返済後、家族で済州(チェジュ)島へ旅行に行き、こつこつ貯めていた預金通帳をわたすと、母は声を上げて泣いたという。
3.Girl's Day ヘリ
Girl's Dayのメンバーであり、「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」で一躍その名を広めたヘリも、苦労人だ。
家が裕福ではなく共働きだったため、祖母と暮らしていたというヘリ。16歳でGirl's Dayに途中加入後、もらったお金は貯金し続けていたという。そしてお金が貯まると両親、妹と4人で暮らせるマンションを借り、仕事をやめるよう母を説得したと伝えた。
そんなヘリは現在も、自身にお金を使うより家族にお金を使うことの方が多いそうだ。