「立花さんも逮捕、有罪判決ですよね?」とのツイート投稿や、周囲に「立花孝志が逮捕される」などの動画をYouTubeに投稿させ、名誉を傷つけられたとして、NHKから国民を守る党の立花孝志氏(56)が政治家女子48党の大津綾香氏(30)を相手取り、160万円の損害賠償を求めた裁判の第1回公判が29日、東京地裁(清水知恵子裁判長)であった。
訴状などによると、大津氏は4月9日、ツイッター(現X)に「というかホリエモンも立花さんも逮捕、有罪判決ですよね?w」と投稿。立花氏は、大津氏が政女党(大津氏側)幹事長だった黒川敦彦氏(44)らに「立花がまもなく逮捕されます」などと、ツイッターやYouTubeで積極的に発信させたと主張している。
また、6月には黒川氏らが立花氏の自宅前で「立花は反社からお金を借りている」などと街宣。立花氏は「大津氏は現場には行ってないけど、自称・政治家女子48党の党首を名乗る大津さんが部下に行かせたことになる。『立花さんの困った顔が見たい』と喜んでいた。使用者責任や共同不法行為になる」とした。
立花氏は、弁護士を立てない本人訴訟で臨んだ。大津氏は出廷しなかった。東京地裁前で取材に応じた立花氏は「僕は弁護士ではないので、勝てるかどうか正直わからないんですけど、皆さんにYouTubeで紹介するのが一番効果あるんですよ。大津さんを法廷に呼び出す当事者尋問。これは必要になってくると思う」と〝直接対決〟を期待。党の代表権を争う大津氏を相手に計3件提訴しており、揺さぶりをかける。
「僕は何度も何度も重ねて言っているんですが、逮捕されたことはない」と強調する立花氏。大津氏側が流す自身の〝逮捕説〟については「僕は隠し事一切なしです。『まもなく逮捕される』はちょっと言い過ぎ。向こうが思っている僕に対する疑いなんていうのは、ほとんどが微罪。告発、告訴状を出されても警察に行って説明したら終わる話ばっかりです。僕は警察の取り調べ、好きなんですよ!」と一蹴した。