立憲民主党の岡田克也幹事長(70)が22日、国会内での定例会見で、同党の原口一博衆院議員(64)が20日に佐賀市内で参政党の神谷宗幣参院議員(45)とともに街頭演説を行ったことに「一緒に協力してやっていると誤解を招きかねない」として、口頭で注意したことを明らかにした。
岡田氏は「原口議員が参政党と街宣車を並べて街頭演説をやったことが、一部に誤解を招いております」として、22日に原口氏から事情を聴いた。原口氏は「選挙区に参政党がやってきて、コロナの問題を中心に議論をすると挑まれて、公の場で応じたものある」と説明したという。
神谷氏はX(旧ツイッター)などで「原口一博代議士との公開討論会」と投稿したが、岡田氏は「参政党が乗り込んで、原口議員に挑戦というようなビラをお作りになったようなんですね。一方的に言われてしまうよりは、きちんと反論した方がいいことでああいう形になってしまったと聞いております」と話し、原口氏への処分などは否定した。
街頭演説の内容について、岡田氏は「自らの闘病生活の経験に基づくお考えを述べられたものだという風に考えております」とした。