世にも珍しい「模様なしのキリン」米動物園で誕生 最後に模様なしがいたのは72年の上野動物園

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池田動物園のアミメキリン・サンタロウ
池田動物園のアミメキリン・サンタロウ

 世界で唯一とされる模様のないキリンが、米テネシー州の動物園で生まれた。7月、ブライツ動物園でメスのアミメキリンが誕生。通常、この種にある模様が全くない茶色一色の体に注目が集まっている。

 この施設は「キリンの専門家らは、地球に存在する唯一のソリッドカラーのキリンと考えています」とのコメントを発表している。

 キリンの保護活動をするNGO団体ジラフ・コンサベーション・ファウンデーションによると、通常ブラウンとオレンジの模様が特徴的なアミメキリンは2018年に絶滅危惧種に指定されたという

 同動物園のデヴィッド・ブライト園長は、最後に模様なしのキリンがいた記録は1972年の東京は上野動物園のものだったとし、創業者のトニー・ブライト氏は珍しい同種への注目はまさに必要だったとして、地元テレビ局WCYBに話している。

 「私たちの模様なしの赤ちゃんキリンに関する国際的な報道は、キリン保護に本当に必要だった注目を作りだしました」「野生の動物個体数は静かに絶滅に向かっています。キリンの個体数はこの30年で40%も失われました」

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