野口健氏、米国の〝覇権主義〟を懸念「デリカシーがないというのか…」「米中露が一色に見えてしまう」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
 野口健氏
 野口健氏

 登山家の野口健氏が25日、自身のX(旧ツイッター)に新規投稿。トランプ政権の米国がデンマーク自治領のグリーンランド、カナダに対して強硬な姿勢を示していることを受け、「米中露が一色に見えてしまう」と大国の覇権主義となっている現状を指摘した。

 トランプ大統領はグリーンランドを購入して米国領とすることを掲げており、23日にはバンス米副大統領夫人や政府高官を含む米代表団が今週後半にグリーンランドを訪問することが発表された。

 野口氏は、グリーンランドの自治政府首相が米代表団の訪問について「明確な挑発行為」と述べたという報道を引用し、「デリカシーがないというのか、アメリカが本気でグリーンランドを我が物にしようとしている事に驚かされる。」との見解を示した。

 さらに、野口氏は「カナダに対してもアメリカの州に下れと。カナダの消滅を意味する。米中露が一色に見えてしまう…」と綴り、米国が中国やロシアのようになっている状態を危惧した。

 トランプ大統領はカナダから輸入する鉄鋼とアルミニウムに50%の関税を課すよう指示。トランプ氏は、カナダが関税を撤廃しなければ、自動車への関税を4月2日に大幅に引き上げ「カナダの自動車製造業を永久に停止させる」と圧力をかけている。

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