ほぼ毎日が「滅亡予言」!滅亡ダンスで合言葉は「メッツボー」話題の女性研究家を直撃、予言とは何か?

深月 ユリア 深月 ユリア
画像はイメージです(Damian Sobczyk/stock.adobe.com)
画像はイメージです(Damian Sobczyk/stock.adobe.com)

 YouTube番組で毎日のように世界の滅亡を予言し、「滅亡ダンス」という踊りを編み出して「明るい滅亡予言」を行っている女性がいるという。ジャーナリストの深月ユリア氏が、オカルト系メディアなどで注目されている滅亡予言研究家に話を聞いた。

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 世紀末のノストラダムスの「世界滅亡予言」はとっくに外れたのは周知の事実だ。しかし、「世界の滅亡の危機」はいまだに過ぎ去った訳ではなく、数々の滅亡予言が存在する。

 作家・滅亡予言研究家の白神じゅりこ氏は毎週のようにオカルト系メディアで滅亡予言に関する記事を寄稿し、自身のYouTube番組「滅亡チャンネル」では毎日のように滅亡予言を紹介している。白神氏は「滅亡ダンス」なるものまで創作し、「レッツゴー」ならぬ、「メッツボー」というキャッチフレーズを編み出した。「滅亡ネェサン」「滅亡オバサン」とも呼ばれている。

 -そもそも予言とは何か?

 「未来に起きる可能性のひとつです。未来は不確定なので、これから何が起きるか安心するためのもの。心構えをするためのもの。『滅亡』というとネガティブなイメージがありますが、私は『より良い社会へのシフト』だと思います。私見ですが、今のピラミッド社会は一度壊れると思います。今の社会は一部の者のみが権力・経済力を掌握し、潤い、多くの人々が苦しんでいます。一度『滅亡』してパワーバランスがひっくり返り、上も下もない幸せな平等な社会になっていくと思います」

 -これまでの経歴と滅亡予言を始めるに至った契機は。

 「幼少期の頃から、心霊やオカルトなど不思議なことに興味がありました。会社勤めをしていましたが、社会システムに馴染めず、もやもやした気分で生きていました。この世とは違う別な世界があるのではと思い、一時は、妖怪や怪談、そしてオカルト系の不思議なイベントに行きまくっていた時期がありました。そんな中、ある実話怪談コンテストで自身の作品が選ばれて書籍化されたことが1つのきっかけになり、文章を書いて表現したいと思うようになり、ぽつぽつと書き始めるようになりました。東日本大震災の約1か月前、人生で初めて突発性難聴になり、その当時、勤めていた職場を辞めたい、いや、辞めなければならないと思いました。仕事を辞めた後のことなど何にも計画していなかったのに、職場に辞めることを伝えた1週間後に東日本大震災がきました。あの震災は私にとって大きな転機になったと思います。それから、新訳聖書の『ヨハネの黙示録』はじめ数々の予言の研究を始めました」

 -滅亡予言に懐疑的な人から批判や指摘を受けてこられたか?どう対応しているか。

 「『○月○日に地震が起きる』と予言しても大概は外れます。予言が外れる度に嘘つき呼ばわりされたり、私が『滅亡!滅亡!』と騒いで、滅亡しないと『逆神』扱いを受けてます(笑)。けれど、滅亡予言を知ることにより、人々の意識が変わり、大難が小難になるということがあるのではないかと思っているので、日々、滅亡予言を発して警告しているのです。巨大地震がいつ起こるか…などということは今の科学では正確に予測することはできない。ならば、『井戸水が枯れた』『地震雲が出た』『電化製品が誤動作を起こした』『頭痛や耳鳴りがした』といった、一般的には科学的根拠のない大地震の前兆現象にも注目した方がいいのではないかと。私の運営する滅亡ちゃんねるでは、次の黄金時代に向かう希望の掛け声として視聴者『滅亡ズ』(※同番組愛好者の呼称)と共に日々、『メッツボー!』と叫んでおります」

 -予言を扱って感じることは。

 「視野・知識が広がりましたね。例えば、地震予言にしても、調べていくと、予言についてのみならず、人工地震説やディープステート(※世界を牛耳る悪魔的な特権階級がいる、という陰謀論)についても知識が広がりました。そして、『いつかこの酷い社会が滅亡する』と思うと、気が楽になります」

 -いま激アツな滅亡予言は。

 「複数の予言者が2025年に何かが起きる。と予言しています。この年には大阪万博もありますが、現状、海外からのパビリオンの建設申請がないのは、その頃に日本で大地震が起きるという情報があるのかもしれません」

 当たるのも当たらないのも「予言」だが、白神氏の「メッツボー」予言の行く末を注視したい。

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