元VIXX RAVI 兵役逃れの罪で懲役1年&執行猶予2年の判決、ラッパーNaflaは実刑判決受け控訴

椎 美雪 椎 美雪
兵役逃れ疑いの公判後、VIXXから脱退することを発表したRAVI(画像出典:RAVI Instagram)
兵役逃れ疑いの公判後、VIXXから脱退することを発表したRAVI(画像出典:RAVI Instagram)

 元VIXX(ヴィックス)メンバーのRAVI(ラビ)とラッパーのNaflaが、兵役法違反で有罪判決が下される中、Naflaだけがこれを不服とした。

 韓国メディアのSPOTVnewsの取材によると15日、Naflaは14日に法律代理人を通して控訴状を提出したという。RAVIも同様、控訴状を提出したと報じられたが、自身の罪を認め控訴状は提出していないことも明らかになった。

 ソウル南部地方裁判所刑事7部は、兵役法違反容疑を受けたRAVIに懲役1年(執行猶予2年)、社会奉仕120時間を宣告、Naflaには懲役1年と社会奉仕120時間をそれぞれ宣告した。RAVIはかろうじて実刑を免れたが、Naflaに執行猶予はつかなかったため、控訴状を提出した状況だ。

 裁判所は「2人の犯した罪は重い」と判断。RAVIには「てんかん重症者でないにもかかわらず、そうであるフリをしてごまかし、利用したことは公務執行妨害であり、罪質が悪い」と伝え「しかし処罰の前歴がなく、初犯であり、過ちに対して深く反省している点、有罪判決を受け入れ、兵役義務を改めて履行することを踏まえて酌量した」と、執行猶予を付けた理由を明かす。

 これに先立ち、RAVIは兵役ブローカーと共謀し、てんかん発作の演技をして病院で検査を受診。担当医師は「症状が確認できない」と診断したにもかかわらず、これを無視して薬の処方を要求した。そして兵務庁へ虚偽の診断書を提出し、兵役免除判定を受けた疑いが持たれていた。

 一審公判後、RAVIは自身のインスタグラムを更新し、謝罪するとともにVIXXを脱退することを発表。VIXXは日本でもデビューを果たすなど、人気を集めていたグループだ。

 Naflaについては「社会服務要因として服務しながら、5級判定を受けるために長期間に渡って緻密な演技を続け、瑞草(ソチョ)区役所の担当者に脅迫的なメールを送るなど、こちらもやはり罪質が良くない。それらの行為のせいで、調査が瑞草区役所の職員にまで拡大された」と言い「さらに麻薬事件で捜査を受けている最中にも罪を犯し、質が悪過ぎる」と、執行猶予なしの理由を説明する。

 それでも「5カ月以上の勾留期間中、過ちを認めて反省している点、実際にうつ病で4級判定を受けている点、アメリカ育ちがゆえに兵役義務に負担感を抱いた点、兵役ブローカーの指示による点などを酌量している」とした。

 ちなみに、韓国情報サイトのコネストによると、判定内訳は1~3級が「現役兵」、4級が「社会服務要員」、5級が「有事時のみ出動」、6級が「兵役免除」、7級が「再検査対象者」だという。 

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