お盆を迎え、きゅうりやなすで精霊馬を作っている家庭も多いのではないだろうか。
そんなこの頃、SNS上ではご先祖が早く帰ってこれるようにと作られた高速で走る精霊馬が大きな注目を集めている。
「今年もお盆の季節になりましたので精霊馬を用意しました♪
今年のきゅうりもご先祖様が早く帰れる様高速です👍」
と件の精霊馬を紹介したのは安藤さん(@AL33012)。
足の先に電動モーターの装置を付けられ、目には追えないほどスピーディーに走れるようになった精霊馬。たしかにこれならご先祖は通常の数倍のスピードで、あの世とこの世を往き来できそうだ。
安藤さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「暑いから早く帰らないと熱射病で死んでしまう!」
「他のご先祖さまの精霊馬蹴散らしそうだけど、大丈夫なんですかね( ̄▽ ̄;)」
「今年は台風に立ち向かっていかないとだめなので、サラブレッド級が欲しいところですね。」
など数々の感動の声が寄せられている。
安藤さんにお話をうかがってみた。
ーーこの精霊馬を思い付かれた経緯をお聞かせください。
安藤:幼少期より精霊馬を作るのが家族の中で私の役割であったのがきっかけです。
毎年作っている中で「本当に足が動いたら面白いのになぁ」と考える様になり、実際に作った所、実家に集まった家族、親族が大喜びしてくれたので毎年工夫しながら作っています。
毎年和やかなお盆が迎えられるのでとても良い取り組みだと感じています。
ーーこの器具はどのような仕組みなのでしょうか?
安藤:この器具は教育向けの4速歩行ロボットを基にして作っています。足については割り箸を直接野菜に刺さずに、支えとして野菜に取り付けた爪楊枝にぶら下げる様に紐で取り付ける事で独特なしなやかな動きを演出しています。
また、今年は異常な猛暑が続いておりますので素早く帰省できる様にきゅうりの方は乾電池ではなく自作の協力な電源を接続して高速化させてみました。
ーー製作される上でこだわりなどお聞かせください。
安藤:毎年自家製の野菜を使う事と、古来からの生野菜+木の棒という基本コンセプトを尊重して、そこに+αするという型を崩さない様にしています。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせくだい。
安藤:大きな反響があり大変驚いています。また、「少しでも笑顔が溢れるお盆に貢献出来たのかな?」と感じており、ご先祖様も喜んでくれそうだと家族とも話しておりました。
◇ ◇
ご先祖思いのみなさまにはぜひ安藤さんのアイデアを参考にしていただきたいと思う。
安藤さん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/AL33012