「音速で帰ってこい」
往年の名機「F-104」を模した精霊馬がお盆のSNS上で大きな注目を集めている。この精霊馬を制作したのはナゴルノ阿波尾鶏さん(@RichardSoviet)。
F-104と言えばロッキード社によって開発され、1958年から運用された超音速ジェット戦闘機。ひと昔前は精霊馬と言えば馬や牛と相場が決まっていたが、最近ではジェット機も用いられるという驚きの事実に、SNSユーザー達からは
「文明の力で進化してて草」
「音速で戻れるからお盆終わりギリギリまでいそう」
「航空自衛隊では『栄光』って呼ばれていた機体
昔、入間基地の航空祭で展示飛行を観た時のインパクトはいまだに鮮烈に憶えてます。」
「ご先祖様が操縦できるのか気になる」
「帰りはナスの空母ですかね笑」
など数々の驚きと絶賛のコメントが寄せられている。
ナゴルノ阿波尾鶏さんにお話を聞いた。
中将タカノリ(以下「中将」):この精霊馬を作ろうと思われたきっかけをお聞かせください。
ナゴルノ阿波尾鶏:昨年亡くなった曾祖母が早く帰ってこられるような精霊馬にしたいなぁと考えたら、自然と戦闘機になりました。F-104にした理由は、家にあったきゅうりの先端がたまたまF-104の胴体後部の曲線に似ていたからです。
中将:制作にあたりこだわった点、苦労された点などお聞かせください。
ナゴルノ阿波尾鶏:できるだけ実際の精霊馬と同じようにしたかったので、接着材などを使わずに爪楊枝で固定しました。でも羽や尾翼などの薄い部品をその方法で固定するのはとても難しかったので、想定より3mmほど厚くすることで対処しました。ちなみに犠牲になったきゅうりの切れ端たちは、塩昆布と甘酢で和えて美味しく頂きました。
中将:命を無駄にしない心がけがお盆らしくて素晴らしいですね。ご投稿に対し数々の絶賛の声が寄せられました。今回の反響へのご感想をお聞かせください。
ナゴルノ阿波尾鶏:いつものミリオタ仲間や世界史好きに向けて投稿したつもりが予想以上に反響が大きくてびっくりしてます。リプでは「かっこいい!」「速そう!」などの言葉が寄せられた他、海外からもいろんなコメントが寄せられました。とても嬉しいです。
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ナゴルノ阿波尾鶏さんの曾祖母さんが快適なお盆の旅を楽しまれていることを願いたい。
ナゴルノ阿波尾鶏さん関連情報
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