アメリカンフットボール部の強豪、日大の部員が違法薬物に関与している可能性が浮上した問題で、2日、都内の寮に出入りする部員からは困惑の声が漏れた。大学側は調査中で、関東学生連盟も情報を把握しており、大学側に報告を求めている。
現在、部は全体練習を含めた活動を休止している。2日朝にはまばらに寮を出入りする部員が見られた。取材に応じた部員は「周りにやっている人はいない。なんでそういう話しが出ているのか分からない」と疑惑報道に、困惑している様子だった。
日大アメフト部は大学王者を決める甲子園ボウルで21度の制覇を誇る。2018年に関西学院大との定期戦での「悪質タックル」が社会問題化。再建に尽力した前監督が21年夏に退任し、昨季まで2季連続で関東大学リーグ1部上位「TOP8」で8チーム中7位と苦戦している。