韓国の国民的俳優だった故チェ・ジンシルさんと、かつてプロ野球・巨人で活躍した投手、故チョ・ソンミン(趙成珉)さんの長女であるチェ・ジュニが、母方の祖母が自身の部屋へ不法侵入したと警察へ通報し、現行犯逮捕させたことが現地メディアで明らかになった。警察署に連行された祖母は、約5時間にわたり被疑者調査を受けた後、帰宅している。その後チェ・ジュニは、祖母に対して自ら「処罰不服申立書」を提出したことを明かした。
チェ・ジュニは現在、韓国でユーチューバー、インフルエンサーとして活動していることで知られている。
2008年にチェ・ジンシルさんが自死して以降、彼女の実母が孫のチェ・ファンヒとジュニを育ててきたが、2人が成人してからは別々に暮らしていた。そんなジュニは13日、YouTubeチャンネル「カラキュラ探偵事務所」に出演し、祖母との一連の件について心境を伝えた。「祖母とは、幼少期から感情的に溝が深まり始め、うまくいっていなかった」とし、「お互い苦労しながらどうにか合わせて生きてきたが、祖母が年を取り、私は成長して自分の考えがはっきりすると、さらに合わなくなった」と説明。その上で「(祖母と)家族相談にも通った」と付け加えた。
ジュニは2017年8月、自身のインスタグラムに「祖母から暴行や暴言を受け、これによりうつ病に悩まされて極端な選択に対する衝動もあった」と投稿。また、自身のオーディション番組出演を祖母が反対したと言い、その理由に「お坊さんから、私が芸能人になれば(母親と)、同じ選択をするだろうと言われたからだった」と恨みをあらわにし、この当時もメディアを賑わせた。
「カラキュラ~」では祖母に対し「憎んでいるわけでも、嫌いなわけでもない。ただ幼い頃に、祖母にもう少し愛されたかった」と語り「そんな気持ちが、今回のような行動をさせたと思う。きちんと祖母と会話ができなくて、申し訳なかった」とし「祖母の気持ちが晴れたら、家を訪ねて正式に謝罪したい」と打ち明けた。
また「この世を去ったご両親が、この事件を知ったらどう思うか」と質問されると「すごく怒られると思う」と言い「母の性格は分かってるし、父はきっと母以上に怒ると思う」と吐露するのだった。
チェ・ジンシルさんは彼女が5歳の時に、チョ・ソンミンさんは9歳の時に自死している。