BTSのジン、J-HOPE、EXO（エクソ）のカイ、俳優のナム・ジュヒョク、オン・ソンウなど、韓国芸能界で活躍している有名人が現在も多く兵役義務に就いている。
約5週間の軍事訓練を行った後、それぞれの軍隊（陸軍・海軍・空軍・社会服務など）へ配置されるのだが、国家行事の進行も彼らの業務の一つである。そして６月６日は顕忠日（けんちゅうび）という祝日で、韓国の殉国者や戦没将兵を追悼する記念日だ。同日にその式典が行われたのだが、ここでも一人の俳優が軍人として登場し、久々に公に姿を見せた。
日本でも大ヒットとなったドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で、パク・ウンビン扮するウ・ヨンウをそばで見守り、いつしか彼女へ恋心を抱く同僚、イ・ジュノを演じたカン・テオだ。劇中で「寂しいですよ」という名セリフ（？）を誕生させ、デビュー9年目にしてブレイク。しかしドラマ終了後、間もなく入隊してしまい、ファンも当人もまさに「寂しい」思いをしたのである。
昨年9月20日に入隊し、現在陸軍37師団の新兵教育隊で陸軍助教となった彼は、ソウル銅雀（トンジャク）洞の国立ソウル顕忠院で開かれた「第68回顕忠日追悼式」に陸軍代表として登壇。ドラマでは包み込むような柔らかい笑顔を見せていたカン・テオだったが、「軍人」カン・テオは歯を見せることなくりりしい声と姿で朗読を披露、遺族の心を揺さぶった。朗読を終えると、マイクから一歩離れて美しい敬礼を見せ降壇。このシーンを動画で見たファンからは「映画のワンシーンみたい」など、礼賛コメントが多く寄せられていた。
カン・テオの除隊日は、2024年3月19日の予定だ。
