パク・ウンビン日本FC設立記念ファンイベント開催!客席を降りたふれあいに涙するファン続出

椎 美雪 椎 美雪
話せる限り日本語で対応していたパク・ウンビン
話せる限り日本語で対応していたパク・ウンビン

 ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で主演を務め、ここ日本でも爆発的人気を集めた俳優のパク・ウンビンの日本ファンクラブが設立され、これを記念して5月26日、東京国際フォーラムでファンイベント「PARK EUN-BIN OFFICIAL FANCLUB“BINGO”1st FAN PARTY in JAPAN」が開催された。

 平日夜にもかかわらず、会場の外はすでに行列ができあがっていたほど、ファンがこの日を楽しみにしていたことがうかがえる。パク・ウンビンは、今これだけのキャパシティーを単独で埋められる韓国俳優の数少ない一人だろう。劇場内では、ステージにある大きなスクリーンで彼女の出演しているCMやインタビューが流れ、これから始まる“パーティー”へさらなる期待を高めた。

 そしていよいよ暗転し、音楽が流れ出す。するとパク・ウンビンが「皆さーん、お元気でしたかー!」と日本語で言いながら、パタパタと小走りで登場。華やかなピンクのドレスを着用した彼女は、まるで本当のプリンセスのようだ。DAY6の「Time of Our Life」を歌唱しながらステージを右へ左へ、一人一人と目を合わせているかのよう、そして客席は色とりどりのペンライトがきれいに揺れていた。

 歌い終えると流ちょうな日本語で「こんにちは、パク・ウンビンです。とっても会いたかったです。またお会いできてとてもうれしいです、ようこそおいでくださいました」とあいさつ。

 日本でのファンイベントは今回が2回目となるが、ファンクラブが設立されて初のイベントということで大きなケーキが登場、客席からも「おめでとー!」と祝福の声が上がった。パク・ウンビンも「日本ファンクラブができて、私も本当にうれしいです」と笑顔を見せる。ファンクラブ名“BINGO”について由来を聞かれると「私の名前にあるウンビンの“BIN”と、一緒に歩いて行こうという“GO”を合わせたものです」と言い「ウンビンにGOして来てくれたらそれでOKです(笑)」と笑わせた。

 イベントは「百想(ペクサン)芸術賞大賞」受賞の話題から。ファンから大きな拍手を浴びると、うれしそうにその場でくるりとターンして見せた。今回彼女が受賞した賞は、個人としては4年ぶりの快挙だったという。「長い間俳優として生活をしてきて、(大賞受賞は)いつかかなえたい夢のひとつでした。かなえられて幸せな瞬間でした」と明かした。現在は新作ドラマの撮影中だと言い「ファンの皆さんのことを考えると、このドラマに出演せずにはいられなかったんです。理由は、放送を見て確認してください(笑)」とはにかんだ。

 またイベント前日に日本に来たと言い、ずっと行きたいと思っていた念願のドン・キホーテに行ったことを報告。「本当に素晴らしいところでした、何時間でもいられます(笑)」と喜んでみせるのだった。

 続いてゲームコーナーへ。質問に対して、AかBの2択でパク・ウンビンに答えてもらい、ファンは彼女がどちらを選ぶか予想するというクイズ形式だ。「朝食はパン派? ごはん派?」「朝型? 夜型?」「寝る時はパジャマ? ジャージ?」などが出題される中「通るなら、回転ドア? 自動ドア?」という2択が登場。パク・ウンビンの答えは「自動ドア」だったのだが、その理由に「『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で何百回と回転ドアを通ったので…できればしばらくはお目にかからないようにしたいです」と笑いを誘った。

 途中、地震というトラブルが発生したが軽度だったため降壇せず続行された。パク・ウンビンは地震自体が初めてだったといい、客席の落ち着きぶりを見て「皆さん、すごいですねえ」と感嘆するのだった。

 次に行われたコーナーでは、ファンからの質問に直接答えるというもので、質問者のところに彼女が足を運び、目の前で答えるというスペシャルなものだった。これにはファンも大興奮。そして彼女はできるだけ多くの人とふれあおうと、通路を遠回りして笑顔で手を振る。彼女を目前にしたファンは、感激のあまり泣き出す人が続出。パク・ウンビンは日本語で何度も「泣かないで~」と伝えていた。「最近覚えた日本語は?」という質問に対して「知らんけど」を覚えたと回答。まさかの答えに会場は笑いの渦に包まれた。

 長い時間をかけて一人一人の質問に丁寧に答え「皆さん楽しんでますか」と、何度も声をかけながらステージに戻ると、大好きな日本のアーティストの歌を準備してきましたと伝え、浜崎あゆみの「VOYAGE」を披露した。

 その後一度退場し、衣装チェンジしてきたパク・ウンビン。後半戦はダンスメドレーで幕を開けた。披露したのはIVE(アイヴ)の「LOVE DIVE」と「I AM」だ。本当にアイドルではないかと思わせるほどの完璧ぶりに、ファンを驚かせた。「ドラマ撮影の合間を縫って練習しました」と言い、拍手喝采が贈られた。

 そして再びファン参加型のクイズコーナーへ。パク・ウンビンにイヤホンで日本のヒット曲を聴いてもらい、アカペラで何を歌っているかを答えるというもの。「全曲とも初めて聴いた」と言いつつ、ポイントを押さえたハミングで会場中がすぐさま正解する。続くジェスチャーゲームでは、チャーミングな動きで楽しませるも、本人は「必死過ぎて何をしたか覚えてません」と笑わせた。

 この後、ファンからのサプライズ映像がスクリーンに映し出され、目に涙を浮かべながらも「頑張って(泣くのを)我慢しました!」とお礼を述べた。

 最後のメッセージを、と言われるとパク・ウンビンはファンレターで「生きる意味が見いだせない」という手紙を受け取ったことを明かし「今日手紙をくださった方が、ここにいると信じて話します」と始めた。「もしその方のように、生きる意味がわからない、毎日がつらいという方がいたら、どうぞ私を訪ねてきてください。お互い頑張って生きていることを確認し合いましょう、私が一生懸命全力で応援しますから。絶対また会いましょう!」と伝えると、会場からはすすり泣く声も。

 そして「平日夜にとてもよくあう歌を選びました」と、あいみょんの「GOOD NIGHT BABY」を熱唱し「皆さん、幸せで健康でありますように、次に会うその日まで、お元気で!」と、退場のぎりぎりまで手を振りながらステージを降り、あたたかな空気の中“パーティー”は終わりを告げた。

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