20代後半の既婚者35.5%が”夜のレス”感じる+期間「1年以上」が4割近くに 意外な原因とは

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
20代後半の既婚者35.5%が”夜のレス”「感じる」という結果になった
20代後半の既婚者35.5%が”夜のレス”「感じる」という結果になった

 セックスレスをテーマにしたフジテレビ系ドラマ「あなたがしてくれなくても」が話題になっている。親子関係心理学の専門家である三凛さとし氏がこのほど、25歳~30歳未満の既婚男女1000人を対象に「セックスレスと未成年期の両親の仲の関連性」についての調査を実施した。

 日本性科学会が定めたところによると、セックスレスとは、夫婦やカップルにおいて「特別な事情がないにもかかわらず、性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1カ月以上ない」ことを指す。しかし、同調査では、回答者自身がセックスレスと感じるのか否かで判断している。

 「配偶者とセックスレスか?」と聞いたところ、男女とも最多は「まったく当てはまらない」(男性39.6%、女性43.2%)という結果になった。以下は「あまり当てはまらない」(男性23.2%、女性23.0%)、「どちらかと言うと当てはまる」(男性19.8%、女性19.6%)、「まさに当てはまる」(男性17.4%、女性14.2%)と続き、”夜のレス”を感じている既婚者は男性が37.2%、女性が33.8%いることが分かった。

 「まさに当てはまる」「どちらかと言うと当てはまる」と回答した人に「配偶者とのセックスレスを悩んでいるか?」尋ねたところ、「悩んでいる」(男性47.3%、女性51.5%)、「悩んでいない」(男性52.7%、女性48.5%)となり、男性よりも女性の方が悩んでいる人が多かった。

 また、セックスレスの期間について尋ねたところ、男女ともに最多は「1カ月以上3カ月未満」(男性26.9%、女性30.2%)、次点で「半年以上1年未満」(男性21.0%、女性21.9%)が続いたが、「1年以上」の回答を合算すると、男性が38.2%、女性は35.5%となり、全体の4割近くを占めた。

 セックスレスな男女、性交のある男女それぞれに「未成年の頃、両親の仲はどうだったか?」を聞いたところ、どの男女も6割前後が「ラブラブまではいかないが、仲の良い夫婦」(レス男性61.3%、あり男性58.0%、レス女性57.4%、あり女性58.9%)と最多回答。一方で「仲が悪く離婚または別居(家庭内別居)」は、セックスレスな男女(男性16.7%、女性20.7%)とある男女(男性9.9%、女性14.2%)で7ポイント弱の差が見られ、子供の頃、両親が不仲だった人は両親の仲が良かった人よりもセックスレスになる確率が約1.5倍高いことがわかった。

 三凛氏は調査結果を受けて、セックスレスになる原因について考察。「心理学や精神医学の分野での世界的権威である故エリック・バーンが残した『子どもは親のテープレコーダーだ』という言葉が、今回の現象を解明するヒントになります。この言葉は、子どもは親の言動や生活態度をそっくりそのままコピーする傾向があるということや、親の常識や価値観や当たり前の感覚が子どもの常識や価値観や当たり前の感覚に強く影響するということを表現したフレーズですが、若年セックスレスもまさにこれが原因の一つになっている可能性が高いと思われます。つまり、親同士が仲良くする姿をあまり見ずに育つと、自分もパートナーができた時に親夫婦と同じような関係を当たり前のように形成してしまうということです」とした。

 同氏は解消法に

①会話レス、スキンシップレスを自覚し改善する

②忙しい生活スタイルを見直す

③性的な魅力を磨く

をあげた。

※「合同会社serendipity 調べ」

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