株式会社ＬＩＸＩＬがこのほど、３月８日の国際女性デーに向けて、既婚者で子どもがいる共働き家庭の全国２０～５０代男女の計４００人を対象に「仕事と家庭に関する調査」を実施した結果を公表した。【株式会社ＬＩＸＩＬ 調べ】
仕事と家庭を両立するために、２６％の男性は「優先順位を下げたものはない」と答えた一方で、９３％の女性は、１人の時間、友人の交流、睡眠などの「優先順位を下げている」ことがわかった。女性は仕事と家庭を両立する上で、自分のための時間の優先順位を大きく下げており、女性の負担が大きいことがうかがえた。
また、約８割の２０～３０代の女性は、仕事と家庭を両立するために家事を工夫しており、ＴＯＰ３は「掃除の頻度を減らす」「便利家電の利用」「パートナー以外による協力」だった。一方で４０～５０代の女性の約半数は、「特に工夫している家事はない」と回答した。
「あなたは十分に家事や育児をしていると思いますか」に対しては、「十分に家事や育児を行っている」と回答した男性は５３％、女性は７２％。実際の働きとして家事や育児で行っていることについては、「ゴミを集めて出す」を除き、家事や育児を十分にできているという男女間の認識に全てにおいて、女性の方の割合が高かった。家事や育児を十分にできているという男女間の認識に明らかな差が見られた。
さらに、家事や育児について、在宅勤務をしている男性としていない男性で比較したところ、「買い物」「送り迎え」「子どもの寝かしつけ」において約２倍の差があった。在宅勤務で通勤時間がなくなることにより、子どもと一緒にいる時間や家事の時間が増えていることがうかがえる結果となった。
家庭内でパートナーがしてくれる家事や育児に対する不満について調査したところ、「不満がある」と回答した男性は３８％に対して、女性は６８％と、その差は約２倍の開きがある結果に。
家庭の中でも家族全員の使用頻度が高い、トイレで家族に対して困っていることについては、男女とも「便器を汚してもそのまま」「トイレットペーパーの芯の放置」などの不満を感じている。また全ての項目において、男性よりも女性の方が「（家族に対して）困っている」と回答した。
