ニオイケア商品を企画・販売するロウエンデザインはこのほど、25歳~50歳未満の会社員または公務員の男女全国2913人(男性1466人、女性1447人)を対象に実施した「職場で気になるニオイ」についての調査結果を発表した。
「職場でニオイが気になったり、不快に感じたりすることはあるか?」という調査では、「よくある」(男性10.8%、女性14.7%)、「ときどきある」(男性23.5%、女性30.1%)、「たまにある」(男性20.1%、女性21.4%)、「あまりない」(男性22.1%、女性19.4%)、「まったくない」(男性23.5%、女性14.5%)となり、男性では54.4%、女性では66.2%もの人が職場でのニオイ敏感であることが分かった。
「よくある」「ときどきある」「たまにある」と回答した1754人に「それはどんなニオイか?」を聞くと、男女共に最も多かった回答は「体臭」(男性46.0%、女性45.8%)だった。「タバコ」(男性33.6%、女性46.0%)、「加齢臭」(男性32.4%、女性33.8%)、「ワキガ臭」(男性29.6%、女性31.7%)、「口臭」(男性29.4%、女性30.7%)が以下に続いた。
同社によると、ニオイが原因で周囲の人に不快な思いを与えるスメルハラスメント(スメハラ)の代表は「体臭」(加齢臭、ワキガ臭など含む)だと言われているという。スメハラは職場の人間関係や業務効率の低下、職場環境の悪化などにも影響を及ぼす場合があるが、「ニオイを発している本人の自覚がなかったり、悪意で生じさせているわけではなかったりするケースも多く、非常にデリケートな問題のため、周囲の人が言い出せずにいる特徴があります」と説明した。
「ニオイが気になる相手」は、男女共に「同僚・仕事関係者」(男性75.8%、女性82.4%)が最多。次点で「自分自身」が27.9%(男性35.0%、女性22.2%)となった。
「自分自身」と回答した491人に、「自分自身のニオイは誰かに指摘してもらいたいか?指摘してもらうならば誰がよいか?」を聞いたところ、男性では「誰からも指摘してほしくない」(男性41.2%、女性26.4%)、女性では「母親」(男性15.4%、女性41.0%)が最多で、「配偶者・パートナー」(男性35.5%、女性33.5%)は男女共に次点だった。