夢日記をつけると気が狂う!? 恐怖の都市伝説を検証したSNS投稿が話題 セルフ実験でわかった意外なこと

近藤 リナ 近藤 リナ

見た夢について綴る夢日記を試してみた結果がSNS上で注目を浴びている。

「夢日記をつけると気が狂うと言いますが、本当にそうなのか?以前、実際に数ヶ月夢日記をつけて検証しました。その過程と結果について書きます。」

と投稿したのは歴史系YouTuberのみねるばさん(@minerva_owl1)。  

みねるばさんによると検証を始めた頃は驚くほど夢の内容を覚えていないことに気付かされるという。しかし次第に夢の解像度と復元度が上がり、2ヶ月もすれば夢をほぼ完璧に記憶できるようになるそう。果たして、夢日記は本当に気を狂わせるのだろうか?

みねるばさんにお話を聞いた。

近藤リナ(以下「近藤」):夢日記をはじめられたきっかけはなんだったのでしょうか?

みねるば:夢日記をつけ続けると気が狂うという噂が本当なのかを、実際に検証してみたくなったからです。やはり噂のままではデマや都市伝説と変わらないので、きちんと事実を自分の目で確認しようと、セルフ人体実験に及んだ次第です。

近藤:夢日記をつけることに慣れてきた後は、どのような変化があったのでしょうか?

みねるば:変化は夢の内容が恐ろしくクリアになり、細部までしっかりと見られるようになったことです。とりわけ文字情報がかなりハッキリと読み取れます。とある町のちょっとした看板に書いてあることや、夢の中で読む本に書かれている文字、夢の中で見るニュースのキャプションが、起きた後も覚えていられるようになりました。夢の中の出来事を完全に復元し、日記にすることで記憶が定着してしまうため、日常的生活の夢の内容が現実と混同するようになりました。

近藤:夢日記を試してみた感想をお聞かせください。

みねるば:満足できるデータが手に入ったので、やってみた甲斐がありました。噂だと完全に発狂するという話でしたが、事実はそうではなく、理性や人格は全く変わりませんし、非日常的な夢はちゃんと夢だと認識できるので、生活には干渉しません。問題は、日常の細々とした現実認識がズレていくことでした。周りからは、時々おかしなことを言うな、と思われる程度で済みました。噂の検証ができ、当初の目的を達成できました。

近藤:これまでの反響やコメントについてご感想をお聞かせください

みねるば:面白かったのは、予想以上に多くの人が夢日記の実験を行ったことがあること、そして、人によって実験結果が違うということです。私と同じ結果になった人もいるし、全くそうはならない人もいる。こうした差異がどこから生まれるのかと、興味をかき立てられました。

  ◇  ◇

SNSのユーザー達からは今回の投稿に対し、

「面白いですね。幼少期から少年期の古い記憶には実体験の記憶だけでなく夢の記憶がかなり混じっていて、年月が経つと夢の記憶のほうが鮮明に残っていることも少なくなくて、夢はパラレルワールドにも例えられる軽視できないものだと思いました。」

「夢を見ることが多いので参考になりました。気になった夢だけメモにしてましたが、書くことで脳内が現実としてすり替えてしまうのかもしれないですね。」

「夢日記は5年やってました夢の中で夢日記を書くってことが頻発しました。」

など様々な声が寄せられている。

「夢日記が人を狂わせる」といわれることの理由がこの検証を通してよく理解できた。

なお、今回の話題を提供してくれたみねるばさんはYouTubeで台湾や中国、ロシアやアメリカの歴史動画を制作。歴史資料に基づき政治的に偏らない客観的な解説を心掛けているとのことだ。ご興味ある方はこちらも是非チェックしていただきたい。

みねるばさんの関連情報

Twitterアカウント:https://twitter.com/minerva_owl1

YouTube動画「【台湾史1】台湾から見た日台友好の理由とは?【アニメ解説で納得!台湾史1】」:https://youtu.be/N1in649dxac

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