「区役所からの最終警告」がSNS上で大きな注目を集めている。
「ちょ!! 詐欺系かと思って見てみたら税務署からの本物でしたΣ(゚д゚lll)留守番カメラにも担当さんが写ってました。しか〜し、訳の分からない会社名で来ていたので調べてみたら全然住所が違いました。
税務署さん、こんな危険なもの間違えて入れないで欲しいです( *`ω´)
失礼極まりないですヨ」
(※注 文中の「税務署」は「区役所」の誤り)
と件の警告書を紹介したのはプログラマー、ゲームクリエイターの高岡義晴さん(@freeman_HAL)。
戦時中の「赤紙」を思わせるどぎつい赤色の封書にエヴァンゲリオン風のフォントで大書きされた「最終警告」の文字。まったく関わりない会社宛てに送られる差し押さえ勧告が、誤って高岡さんのもとに届けられたということだが、こんなに迷惑かつインパクトの強い誤配はなかなかあるものではない。
今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「もう開けたならしゃーないけど窓あき封筒とか住所印字なら中あけないで担当に連絡したげてもろて
担当者がかわいそうな重大インシデント」
「こういうの張る人も社員じゃなくて派遣とかパートとかだったりするかもね
そうなると責任とか薄れるしな
そういう意味で言うと、グーグルマップもよく数十メートルずれてることがある」
「かなり重要案件なのに住所を間違えるとは、どんだけ雑な仕事してるんでしょうね
これを入れられた人は気分も悪いですし、最悪急にきて強制執行ですと踏み込まれたら被害も出るだけでなくご近所から変に思われてしまいますし、、
気づかれて本当に良かったです。」
など数々の驚きの声が寄せられている。
高岡さんにお話を聞いた。
ーーこの封書をご覧になった際のご感想をお聞かせください。
高岡:最初は一瞬驚きましたが、封筒の見た目が郵送物ではなく偽物(スパム)の様だったので捨てるか開けるか悩みました。送り主は「江戸川区 総務部 納税課」とありましたが分かり辛く、税務署かと勘違いしました。
本物とは思いませんでしたので取り敢えず開封してしまいました。送り先はどこかの会社宛のようで、強制捜索と差し押さえ勧告でした。書面は1枚でしたがショッキングな内容が書かれていました。
ーーこの封書が届くまでの経緯をください。
高岡:聞いた話ですと段階を経てこの通知が来るらしいのですが、自分の所には突然これが来ました。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
高岡:数時間で100万インプレッションを超えてしまって驚いています。普段のツイート感覚でツイートしたのですが、大事になってしまい役所の方に申し訳ない気持ちもあります。
◇ ◇
10代の頃に制作に携わったゲーム「コリューン」がプレミア化していることで話題の高岡さんだが、こんな降ってわいたような迷惑で重ねて注目を浴びるとは思いもしなかっただろう。行政は業務の確実な遂行に徹してほしいものだ。
高岡義晴さんプロフィール
コンシューマーゲーム、回胴遊技機を手掛けるプログラマー、ゲームクリエイター。
フリーランスで多趣味な自由人。
代表作は「コリューン」、「PC電人」、「スーパーリアル麻雀P4カスタム」、「Wizardry DIMGUIL」、「Wizardry I・II」、「Wizardry III・IV」ほか多数。
お仕事も随時募集中。
Twitterアカウント:https://twitter.com/freeman_HAL