関西女子アナ注目株・ABCテレビの東留伽アナウンサーがこのほど、よろず~ニュースの取材に応じた。約27万人もいるインスタグラムのフォロワーについて、大学生時代の思い出、アナウンサーになったきっかけなどを語った。
日本だけでなく、世界各国にフォロワーが数多く存在する。「びっくりしました。なんで、こんなに増えたんだろう。ありがたいですね」と驚きを隠せない。
きっかけはレギュラー出演中の「朝だ!生です旅サラダ」内で担当している「日本縦断コレうまの旅」のコーナー。東アナがおいしい物を探して全国各地を回る内容で、インスタグラムに動画を投稿したところ大バズリ。そこから一気にフォロワーが増えた。海外からの反響も大きく「全然知らない言語で、必死に(コメントを)書いてくれたりとか。うれしいですね」と感謝を口にする。
最近は全国の局アナの多くがSNSでさまざまな情報を発信している。プライベートをSNSに挙げることは全くないというが、「今はデジタルコンテンツをどんどんやっていかないといけない時代。お仕事をさせて頂くからには、何か少しでもできることがあれば」と前向きな姿勢を見せる。
フォロワーのコメントは「見ちゃいますね。分からない言語もありますが、ありがたいです」とチェックするタイプ。好意的な意見だけでなく、誹謗中傷などもあるが「(全体の)400分の1くらいですし、あまり気にならない性格です」と話した。
大阪大学1年生時にキャスターやリポーターが所属する「セント・フォース関西」のオーディションを受けて合格。テレビのリポーターなどを務め、「すごく楽しかったので、こういう仕事を続けたいと思いました。自分で伝えられるのが面白いですし、もともと人前でしゃべるのが好きなので」とアナウンサーを志すようになった。人間科学部で臨床心理学を学んだこともあり、「生きづらいと感じている人たちと関わったりする学部だったので、大きな声にならないものを伝えたいという、そういう真面目な思いもありました」と明かした。
学生時代は舞踏研究会に所属。先輩から「焼き肉をおごるから、見にくれば」と誘われ、気がついたら入部することになった。ダンス未経験のうえに運動は全くの苦手。ただ、中学時代に吹奏楽部に所属するなど、音楽に慣れ親しんでいたことが生きた。
「絶望的なほど運動オンチで…。でも、表現したりすることが好きだったので。もちろん、運動神経や身体能力が大事なので体も鍛えましたけど、それよりも音楽を聞いて、どう表現するかなので、唯一できるスポーツだったと今でも思います」。努力が実を結び、競技ダンス(ラテンダンス)で2回の全国優勝を果たした。「すごくいい経験でした」と振り返る。
また、大阪・今宮戎神社の福娘も経験。「大学1年生の時だったかな。常に笑っていないといけないですし、カメラもいっぱいありました」となかなか気が抜けなかったよう。「寒い中、柱に隠れて鼻水をすすってました」と笑った。その中で決めたことは「誰が来ても、何かひと言を話そう」と参拝者と会話することだった。「それが今につながっていると思います。そこで培われた力はあります」と感じている。
大学時代に多くの経験をしたことがアナウンサーの仕事に役立っている。
◆東 留伽(あずま・るか)1997年6月23日生まれ、北海道出身。25歳。大阪大学卒。大学では舞踏研究会に所属し、競技ダンス(ラテンダンス)で2度の全国優勝。16年には大阪・今宮戎神社の福娘に選ばれる。2020年にABCテレビ入社。「朝だ!生です旅サラダ」(ABC、テレビ朝日系)、「ぺこぱのまるスポ」(関西ローカル)、「newsおかえり」(関西ローカル)では月、火、金曜に出演中。