副業で得る年収「平均20万円」 最頻値「50万円」 20~50代の男女社会人に聞いた 

よろず~ニュース調査班 よろず~ニュース調査班
画像はイメージです(garage38/stock.adobe.com)
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 キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を開発・運営する株式会社ライボの調査機関『Job総研』がこのほど、社会人男女336人(20~50代、1年以内~10年以上勤務、20人~1000人以上規模の会社に所属)を対象に「2023年 副業・兼業の実態調査」を実施した結果を公表した。

 「現在副業をしているか」については、全体の22.6%が「している」、「していない」が77.4%と回答。年代別で「している」のトップは40代の31.7%で、次いで50代の22.4%、30代の20.7%と続き、20代は最低の14.4%だった。

 今年(2023年)の内に副業を始めようと思っているかを聞くと、「始めようと思う」が35.4%、「どちらかといえば始めおうと思う」30.4%を合算した65.8%が”始めようと思う派”の回答。”始めようと思わない派”は34.2%で、内訳は「始めようと思わない」が20.5%で「どちらかといえば始めようと思わない」が13.7%だった。

 今後副業をしたいと思っているかについては、「したいと思う」55.1%と「どちらかといえばしたいと思う」30.4%を合算した、85.5%が”したいと思う派”の回答。”したいと思わない派”は14.5%だった。年代別で見ていくと、”したいと思う派”トップは40代の87.5%になり、次いで30代が86.2%、50代が83.6%、20代が83.4%と続いた。

 現在副業をしていると回答した76人に、2018年~2022年で副業をしていた年を聞くと、2018年が35.5%、2019年が46.1%、2020年が50.0%、2021年が63.2%、2022年が72.4%で、毎年増加傾向。2018年と比較した2022年の実施率は約2倍となった。

 現在副業をしていないと回答した260人の理由では「会社から禁止されている」が33.8%でトップ。次いで「本業が忙しくて時間がない」が30.8%、「同時進行する自信がない」が28.8%で続いた。また今後副業をしたいと回答した287人の理由では「収入を上げるため」が70.4%で最多となり、次いで「小遣い稼ぎ」が48.4%、「自身のスキル向上のため」が42.5%で上位を占めた。

 現在副業をしていると回答した76人に始めたきっかけを聞くと、「テレワークで始めやすくなったから」が43.4%、「老後のための資金が心配になったから」が39.5%、「法改正で副業が認められ始めたから」が36.8%と続いた。現在副業を何社しているかには「1社」が61.8%、2社以上は38.2%。さらに副業のみの週間労働時間では、平均8.7時間で中央値は5時間だった。

 また、現在副業をしていると回答した76人に、本業のみで得ている年収について集計すると、平均が600万円、中央値が631万円、最頻値が550万円。副業のみで得ている年収では、平均が20万円、中央値が128万円、最頻値が50万円となった。

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