「プライベート・ライアン」「パール・ハーバー」などで知られる俳優のトム・サイズモア(61)の家族が「終末期」に関する決断を下すよう宣告されたという。先週ロサンゼルスの自宅で脳動脈瘤を発症し、現在人工的昏睡状態で集中治療室に入院中のトムの家族は、医師達から回復の「望みがない」と告げられたそうだ。
トムの代理人のチャールズ・ラゴ氏はフォックス・ニュース・デジタルにこう話している。「医師達は彼の家族に『望みがない』と告げ、終末期に関する決断を下すよう勧めたのです」「この困難な時に家族のプライバシーを尊重していただけるようお願いします。家族は、何百ものお見舞いのメッセージと祈りを送ってくれた皆さんに感謝しています」
トムは18日午前2時頃、ロサンゼルスの自宅で意識を失い、駆け付けた救急車により集中治療室に運ばれていた。
インディペンデント系SF映画『インピュラタス』を控えており、南北戦争の退役軍人が死に際に残した不気味な告白を聞いたことにより超自然的存在を信じることを余儀なくされる刑事役を演じる予定だった。
トムは2003年から06年にかけて交際したジャネール・マッキンタイアさんとの間に双子の子供がおり、飲酒及び麻薬の影響下での運転や、ドメスティック・バイオレンス、違法薬物所持などによる逮捕歴がある。
また2013年出版した回顧録の中では、『パッセンジャー57』での共演をきっかけに恋に落ちたというエリザベス・ハーレイと、ハーレイがヒュー・グラントと交際中だった90年代に3年間に渡り情事を持ったことを明かしていた。