名門焼肉店「たまき家」が東京ドーム出店 WBCに勝負メニュー「世界の戦いに日本トップの肉を」 

杉田 康人 杉田 康人
「焼肉たまき家」の(左から)田巻大成さん、田巻保彦さん
「焼肉たまき家」の(左から)田巻大成さん、田巻保彦さん

 1961年(昭和36)創業の精肉卸「たまき家」を母体とする東京・霞ケ関の焼肉店「焼肉たまき家」は2月28日、3月9日から5月25日までの期間限定で、東京ドーム内1階のフードコート・グルメストリート1塁側に期間限定ショップ「焼肉たまき家エクスプレス」を出店することを発表。ドーム内で限定販売するメニューをお披露目した。

 たまき家は雌牛(めすうし)にこだわり、黒毛和牛の最高峰とされる「田村牛(たむらぎゅう)」をホルモン、タン以外の肉すべてに使用していることで知られる。「―エクスプレス」開店日の3月9日は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド初戦。日本代表が東京ドームで戦いに臨む16日までは〝日本代表応援特別メニュー〟として「田村牛ビーフシチュー」(税込2700円)を販売する。

 田村牛ビーフシチューは、たまき家と日本のフランス料理第一人者・松尾幸造シェフがレシピを考案。4人の職人が手作業で約15時間かけて仕込み、1人前約180グラムの田村牛を使用したぜいたくなメニューとなった。

 焼肉たまき家・家長の田巻保彦氏(60)は「日本最高峰の田村牛をひっさげて東京ドームに参戦したい。田村牛の雌牛は脂が甘く、ギトギト感がない上品な味わい」と話し、初のスタジアム進出へ意欲。東京ドームでの責任者となる田巻大成氏(28)は「世界の戦いに日本トップのお肉を出し、日本代表を応援しようとバツグンのおいしさになっております」と胸を張った。

 ドーム内では「和牛焼肉重」(税込2200円)、こだわり和牛カレーライス(同1680円)、田村牛そぼろお稲荷さん(3個入り同900円)などを販売する。

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