インドに「オオカミ症候群」を抱えながらも、前向きに生きている10代の少年がいる。ラリット・パティダールさん(17)は、生まれた時から体全体が毛で覆われており、世界で数人しかいないとされる奇病からなるユニークさと生きることを学ぶ日々だという。
先天性疾患による多毛症から、学校でいじめに遭ったものの、現在は過剰に毛が生える症状にも慣れたとパティダールさんは語る。
「自分の身体全体が毛で覆われていることに徐々に気づきました。良い意味で私は普通の人間とは違う。ユニークなのです」「家族の皆も徐々に慣れて、友人はたくさん励ましてくれました。この旅路で多くのことを学びました。自分は100万人に1人だと思うようになりましたし、自分の人生を決してあきらめず精いっぱい生きようと思っています」「誰が何といおうとあきらめてはいけない。私たちは常に幸せでポジティブであるべきです」