男性が抱きがちな時代錯誤な結婚観を物語るエピソードがSNS上で大きな注目を集めている。
「以前、焼肉屋でガチで口説いている最中の男女を見かけたのですが、男性の方が『俺、結婚願望あってさ…家に帰ったら明かりがついてて、ご飯が用意されてる生活がいいなと思ってる』と語ったところ、女性から『私だって家に帰ったらご飯が用意されててほしいですよ』と返されていました。南無🙏」
と件のエピソードを紹介したのは恋愛コラムニストのりのこさん(@ring6565)。
プロポーズの言葉として「毎日メシを作ってくれ」などと言うのは昭和のドラマなどでよく見られた風景だが、それを令和の今になって実践してしまった男性…。女性からのこのごもっともなお返事に対し、SNSユーザー達からは
「甘ったれ(タレ)男と塩(しお)対応女ですか、焼肉屋だけに…」
「そりゃ誰だって家に帰ったらご飯が用意されてて洗濯物が畳まれてしまわれてて掃除が行き届いててお風呂が沸かしてあって寝具がお天道様の匂いしてるフカフカな状態で冷蔵庫にはデザートのプリンが入ってるのがいいに決まってんだろボケ
なんで男だけその奉仕を受ける権利があるみたいに言ってんだハゲ」
「ずーっと旅館に泊まればそうしてくださるよね🤣🤣」
「もう実家帰れよwって言いたくなる」
など数々の共感の声が寄せられている。
りのこさんにお話を聞いた。
ーーこのカップルの年頃や雰囲気をお聞かせください。
りのこ:30代くらいのぽっちゃりしたメガネの男性と、おそらく20代の華奢でキレイな女性でした。どんな関係かはわかりませんが、終始敬語で話していました。
ーーりのこさんはこの男性の発言についてどう思われましたか?
りのこ:結婚を匂わせながら一生懸命口説いていましたが、女性との温度差が激しかったので、これは試合終了だなと思いました。
ーー女性の返答を聞いたご感想をお聞かせください。
りのこ:ナイスな返しだと思いました。たしかに女性だって、ご飯が用意されていてほしいです。
ーーこれまでの反響についてご感想をお聞かせください。
りのこ:共働きが主流になりつつあるこの世の中でも、婚活の場では女性に家庭的な振る舞いを求める男性は多いと聞きます。「家事や子育てを一緒にやっていこう」ではなく「家事や子育ては手伝うよ」という言い方を男性がしてしまったり。
そういった、共働き世代のモヤモヤがあるからこそ、このツイートに対して大きな反響が起きたんじゃないかなと思います。
◇ ◇
読者のみなさんはこのエピソードについてどのように感じただろうか?世代によって結婚観はさまざま。同世代でも性別や環境によって思いはすれ違うかもしれないが、自分がプロポーズする時くらいは世間の相場くらいは理解しておきたいものだ。
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