歌手ハリー・スタイルズ（29）のグラミー賞でのステージにトラブルが発生していたことがわかった。5日にロサンゼルスで開催された式典で、『アズ・イット・ワズ』のパフォーマンス中、回転するステージが逆に回り始めたという。
バックダンサーのブランドン・マーティはインスタグラムにこう話す。「カーテンが開いた瞬間にパフォーマンス開始だったんだけど、回転台が逆に回り始めたんだ」「止める手立てはなかった、1週間のリハーサルで同じ回り方でこの作品を完璧にしたのに、いざパフォーマンスとなって、逆になった。すぐにこのトラブルに対処して、全部逆で完璧にやり遂げる羽目になったんだ。プロフェッショナルたる所以だ」
別のバックダンサー、デクスター・ダ・ロチャは現在削除されたTikTokの投稿で、会場のクリプト・ドットコム・アリーナの技師らにトラブルを伝えようと試みたものの、生中継だったため難しかったと話していた。「その場で全ての振付を変える。逆方向で歩いたことさえなかった。歩くなんて簡単に思えるかもしれないけど、トレッドミルのようなものだからね。円形だし、色々な方向に体が持っていかれて、特別なバランス感覚が要る」
そして、デ・ロチャは、今回のトラブルに完璧に対処し、歌いながら全てを逆方向で行ったハリーを称賛していた。
同式典でハリーは『ハリーズ・ハウス』でアデル、リゾ、コールドプレイ、ビヨンセらの作品を押さえて最優秀アルバム賞、更に最優秀・ポップ・ボーカル・アルバム賞と2冠を達成、こうスピーチしていた。「このカテゴリーの全てのアーティストたちに僕は本当にインスパイアされている。音楽にベストなどないってことは覚えておかないとね」「こんなことは僕のような人には中々やって来ないことだからとても嬉しい。ありがとう」
