交通渋滞が脳にダメージ与える可能性 窓を開けた際の排気ガスが怖い カナダ2大学で研究

海外エンタメ 海外エンタメ
画像はイメージです
画像はイメージです

 交通渋滞にハマってしまうことで、脳が損傷するという可能性が指摘されている。自動車による環境汚染と記憶障害の繋がりは、長い間指摘されてきたが、今回カナダの研究により、ディーゼル排気ガスを数時間吸うことで、脳の機能や認識能力が損なわれることが判明した。大気汚染は神経障害を引き起こすと同時に、あらゆる原因での死亡リスクが増加するという。

 ブリティッシュコロンビア大学とヴィクトリア大学が、19歳から43歳までの25人を対象に、除菌された空気とディーゼル排気ガスに汚染された空気を吸ってもらう実験を行ったところ、ディーゼル排気ガスを吸うと、脳のそれぞれの部位の相互作用の尺度である機能的結合が減少する結果となった。

 研究を指導したクリス・カールステン博士は「渋滞に巻き込まれた時に、窓を開けることについてもう一度考え直した方がいいと思う人もいることでしょう。車のエアフィルターが正常に作動していることを確認することが大切です。車の多い道を歩いたり、自転車で走る人々は、交通量の少ない道への変更をお勧めします」と話している。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース