ガーシー議員は3月末だけの〝ワンポイント登院〟 NHK追及する国会質問終わればドバイへ

杉田 康人 杉田 康人
ガーシーこと東谷義和氏
ガーシーこと東谷義和氏

 NHK党の立花孝志党首(55)が27日、国会で行われた党の定例会見に出席。3月上旬に帰国し、同月末の参院総務委員会で〝国会デビュー〟する見込みのガーシー参院議員(51)について「3月に帰国しても、そこまで(総務委員会)は国会に出させない方針。終わればドバイにすぐ帰る」と話し、ガーシー氏の国会登院が限定的になる見通しを示した。

 参院総務委員会では、NHKの令和5年度予算が審議される。NHK党はNHKが信書を民間業者に委託したとして、郵便法違反で警視庁に告発し受理されている。立花氏はNHKの郵便法違反を同委員会でガーシー氏が国会質問で追及した後、すぐにドバイへ渡航するとした。

 立花氏は「NHKの犯罪、郵便法違反を知っていただきたい。彼も命の危険、身の安全がある。あくまでもドバイで政治活動をする」と説明。ガーシー氏の参院登院は国民の注目を集め、NHKの郵便法違反にスポットライトを当てるための〝ワンポイント登院〟だとした。

 ドバイでの〝暴露活動〟がガーシー氏の公約と強調する立花氏は「あくまでドバイ。説明して選挙で28万票を得た。選挙前に言っていないことはしていない」と主張。

 ガーシー氏が国会に登院せずに歳費をもらっているという批判には「ズームで予算のヒアリングなどをしている。ガーシーを選ばなかった1億人にとっては仕事をしていないということになるだろうが、国会議員は1人で仕事をするわけではない。比例票をいただいて、会派もある。ガーシー氏の仕事は発信力。それをキープするための活動を、叩かれながらやってくれている」と反論した。

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