NHK党の立花孝志党首(55)が27日、国会内で行われた党の定例会見に出席。2022年7月の当選後、一度も国会に登院していないガーシー参院議員(51)に、尾辻秀久参院議長から国会出席を促す招状が出される見通しについて「くだらないことをやっている。来ないって言っているわけだから。ガーシーの動きが変わるわけではない」と述べた。
ガーシー氏が29日までに参院に登院しない場合、30日にNHK党政調会長の浜田聡参院議員(45)に招状が渡される見込みだ。「粛々と受け取る。3月に来るって言っているのだから、それで処分すればいい。来るわけないのに無駄なことをやっていると思うが、痛烈に批判しようとは思っていない」とした。
招状を受け取ると、7日以内に登院しなければ懲罰委員会に付される。参院は2月中旬に本会議が開かれる予定でそこが期限となるが、ガーシー氏は3月上旬に帰国することを明言している。立花氏は「いきなり登院停止や、除名は下されないだろう。4段階の内の戒告や陳謝ではないか。国会に出てこいって言っているのに、来るなというのは矛盾することになる」との見通しを示した。
ガーシー氏は、3月末に行われるNHK予算を審議する参院の総務委員会で〝国会デビュー〟を予定しているが、一定期間の登院停止が下される可能性もある。NHK党がNHKの郵便法違反を警視庁に告発し、受理されたことを持ち出した立花氏は「権力側が都合を悪いことを隠そうということになるので、そんなあからさまなことはないと思っている。総務委員会に登院できないと(ガーシー氏は)日本に帰って来ないだろう」と話した。