「ハリポタ」作家がトランジェスター騒動の中でも約30億円報酬 資産は1000億円超

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J・K・ローリング
J・K・ローリング

 「ハリー・ポッター」シリーズの著者であるJ・K・ローリング(57)が、トランスジェンダー騒動がありながらも、昨年出版社から1800万ポンド(約29億円)の報酬を受け取っていたことがわかった。およそ10億ドル (約1060億円) の資産があると言われているローリングだが、自身のデジタル出版会社であるポッターモア社の株式の配当としてこの大金を手にしたと4日にデイリー・メール紙が伝えた。

 同紙が確認した決算によると、ポッターモア社は、2022年3月までの会計年度に3780万ポンド(約60億円)の売上高に対して570万ポンド(約9.5億円)の税引き前利益を上げたという。

 昨年12月に、自身のトランスジェンダーをめぐる発言を「否定」しようとする試みは、自著の売り上げの増加につながると話していたローリング。作家のスザンヌ・ムーアによるサブスタック出版の購読サイト上のニュースレター「レターズ・フロム・スザンヌ」で、こう答えていた。「否定されたことについて言及するのは、私の本の売り上げが上がった時だけです。 私は自分が否定されたとは思っていません」

 そんなローリングは最近、スコットランド国民党(SNP)とスコットランド労働党が性別認識改革法案を支持したことを受けて、SNPの党首のニコラ・スタージョン第一首相を「女性の権利の破壊者」 と非難していた。同法案は昨年12月にスコットランド議会を通過し、スコットランド人が法的性別を自認することを可能にした。ローリングは、「destroyer」 というメッセージが書かれたTシャツを着ていたことで、荒らしやトランスジェンダーの活動家から批判され、そのTシャツを着た自分の写真をオンラインに投稿してもいた。

 ローリングは2020年に生物学的な女性への言及がなくなったことを嘆いて以来、ネット上で攻撃を受けている。あるオンライン記事が「月経のある人々」について言及したことに対し「月経のある人々。そういう人々を表す言葉が確かにあったわ。誰か教えてくれない?ウンベン?ウィンパンド?ウーマッド?」と問題視していた。

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