「ハリポタ」のハグリッド俳優 死因は6つの疾患だった

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ロビー・コルトレーンさん
ロビー・コルトレーンさん

 「ハリー・ポッター」シリーズのハグリッド役で知られたロビー・コルトレーンさんが、6つの疾患により死亡したことが25日までに明らかになった。3日のデイリー・ミラー・オン・サンデー紙によると、死亡証明書には臓器不全や糖尿病、肥満など複数の死因が記されていたという。

 14日に72歳で帰らぬ人となったロビーは、ここ数年体調が優れない状態が続いたと言われており、一時は膝の軟骨の損傷で車いす生活を余儀なくされ「痛みが絶えない」状態を経験したことを2020年に本人が明かしていた。

 ロビーは、2016年に体重を減らさないと障害が出ると医師から忠告され、7ストーン(約44キログラム)の減量に挑んだものの、5ストーン(約32キログラム)落としたところで、「一日中続く痛み」が始まり、診査手術では「片方の膝の軟骨が完全に崩壊していた」ことが判明、2020年にアメリカで関節手術を受けて「痛みから解放され眠れるようになったことで人生が変わった」という。

 スコットランドのグラスゴーで生れたロビーは、グラスゴー美術学校で絵画を学んだ後、俳優の道を歩み始め、ジャズ・ミュージシャンのジョン・コルトレーンにちなんでコルトレーンと改名、スタンダップコメディの舞台を踏んだ。

 1979年にドラマ「ウォータールー・サンセット」でメジャーデビューを果たしたロビーは、その後「フラッシュ・ゴードン」を含む映画やテレビ作品に出演、そして1980年代にはベン・エルトンやリック・メイヨールと共にイギリスのコメディシーンで活躍した。

 90年代に入り、ドラマ「心理探偵フィッツ」でタイトルロールを演じ人気を博したロビーは、1994年、1995年、1996年と3度英アカデミー賞を受賞。その後2001年の『ハリー・ポッターと賢者の石』で初めてハグリッド役を演じ、2006年にはエリザベス女王から大英帝国勲章OBEを授与された。

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